第7段階
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/16 03:09 UTC 版)
最終的にプロトポルフィリノーゲン酸化酵素によって酸化されると、共役したポルフィリン環が形成され、プロトポルフィリンIX ができあがる。 ---> プロトポルフィリノーゲンIX プロトポルフィリンIX
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第7段階
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 09:08 UTC 版)
最終的にプロトポルフィリノーゲン酸化酵素によって酸化されると、共役したポルフィリン環が形成され、プロトポルフィリンIX ができあがる。 ---> プロトポルフィリノーゲンIX プロトポルフィリンIX ウロポルフィリノーゲンIIIから、脱炭酸・酸化を経てプロトポルフィリンIXが合成される。プロトポルフィリンIXに鉄が配位したものがヘムであり、ヘモグロビンやシトクロムなどの補欠分子族として機能する。 プロトポルフィリンIXにマグネシウムが配位し数段階を経て側鎖がつくと、光合成色素として不可欠なクロロフィルができる。 ウロポルフィリノーゲンIIIから、メチル化・コバルト配位・側鎖の付加などを経てシアノコバラミン(ビタミンB12)が合成される。 ポルフィリンの生合成経路(プロトポルフィリンIXまで)は、一部の寄生性生物を例外として幅広い生物で共有されている。ただし出発物質であるALAの合成経路には2種類があり、生物の系統によってどちらを用いているかは異なる。 Shemin経路 グリシンとスクシニルCoAを縮合させて合成する。αプロテオバクテリアと、真核生物のミトコンドリアで利用されている。 C5経路 tRNAにチャージされているグルタミン酸を還元的に切り離し、アミノ基転移を経て合成する。大部分の原核生物と、真核生物の色素体で利用されている。 2種類の経路を両方もつ生物は稀である。色素体を持つ真核生物はミトコンドリアも持っているが、通常どちらか一方のみが用いられる。例えば緑色植物・紅藻・珪藻では色素体のC5経路のみが利用されShemin経路はそもそも存在しない。両方の経路を利用している生物としてはミドリムシが挙げられる。
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