第5、第6の哨戒 1945年1月 - 9月
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「タイルフィッシュ (潜水艦)」の記事における「第5、第6の哨戒 1945年1月 - 9月」の解説
1月31日、タイルフィッシュは5回目の哨戒でピート (USS Peto, SS-265) 、スレッシャー (USS Thresher, SS-200) とウルフパックを構成し南西諸島方面に向かった。2月13日にサイパン島に寄港した後、奄美大島近海で哨戒を開始した。この哨戒では艦船攻撃と搭乗員救助の2つの任務が課せられていた。タイルフィッシュは2月28日朝に90トンほどのサンパンを撃沈した後、翌3月1日には艦の右舷側に不時着水した空母ハンコック (USS Hancock, CV-19) 機の搭乗員を救出した。3月4日にトロール船を撃沈した後、翌3月5日にはトカラ列島近海で那覇から鹿児島に向かっていたナカ303船団を発見。10時42分に最初の攻撃で杭州丸(大阪商船。2,812トン)に向けて魚雷を発射したが、回避されてしまった。続く2度目の攻撃で第15号掃海艇に向けて魚雷を4本発射。うち1本が艦尾に命中し、航行不能となった。第15号掃海艇は僚艦に曳航された諏訪之瀬島の入り江に到着したが、結局座礁して放棄された。3月10日から19日にかけては名古屋大空襲をはじめとするB-29への支援に従事。3月22日に東京湾口の偵察を終えた。3月29日、タイルフィッシュは56日間の行動を終えてミッドウェー島に帰投。サンフランシスコに回航されてオーバーホールに入った。 8月2日、タイルフィッシュは6回目の哨戒で東シナ海に向かった。8月15日の太平洋戦争終結時、タイルフィッシュは琉球諸島沖で航空機部隊の救助任務にあたっていた。タイルフィッシュは救助任務および哨戒を戦争終結後も継続。9月7日、タイルフィッシュは33日間の行動を終えた。
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