第3章・幻想即興曲
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「トラスティベル 〜ショパンの夢〜」の記事における「第3章・幻想即興曲」の解説
どうにか一命を取り留めてアダージュ湿原まで流れ着いたアレグレットたちだったが、ポルカ、ショパン、ビート、サルサの4人は行方不明になってしまった。アレグレットを励ますビオラだったが、アレグレットの心は晴れなかった。 取りあえずアンダンテの街を目指す事になったアレグレットたちは、途中に立ち寄った宿屋カンタービレである疑問をジルバにぶつける。フォルテの街で、まるで自分達が最初からそこに来ることが分かっていたかのような手際の良さで、いきなり自分たちに襲い掛かってきたチューバ。そして「お前らの行動など全てお見通しだ」というチューバの言葉から、自分たちはアンダンティーノに間違えられたんじゃないかとジルバに語る。そのアレグレットの言葉を聞いたビオラもまた、「アンダンティーノに内通者がいるんじゃないのか?」と推理する。「あの作戦はクラベスとファルセットにしか話していない…。」仲間を信じたい気持ちがありながらも、疑心暗鬼になるジルバ。 ウッドブロックの林を抜け、アレグレットたちはアンダンテの街まで辿り着く。そこで一旦ジルバ、クラベスと別れる事になり、アンダンテの街をファルセットに案内されるアレグレットとビオラだったが、そこである少女からシミーレの泉の水を汲んできてほしいと頼まれる。少女が世話をしている花は特殊な物で、シミーレの泉の水を与えないと枯れてしまうのだ。少女の依頼を引き受け、レント墓地までシミーレの泉の水を採取に行くアレグレットたち。泉を守る巨大な魔物・デスクロウに苦戦しながらも、どうにかアレグレットたちは泉の水を手に入れる事に成功する。 同じ頃、アンダンティーノのアジトでジルバはクラベスに、ファルセットは内通者なのではないかという疑問をぶつける。ジルバはファルセットの最近のそわそわした態度、そしてクラベスに強く当たったりする事に疑問を持っており、幼馴染だからファルセットの事は何でも分かると言うのだ。しかしクラベスはそれを真っ向から否定した。ファルセットがスパイなんてありえないと。それを聞いたジルバはクラベスに礼を言い、そしてアレグレットたちの帰りが遅い事に疑問を抱き、アンダンテの街まで迎えに行くジルバ。だがそこへ突然現れたロンドが「裏切り者」という名目でクラベスに襲い掛かる。そう、内通者はファルセットではなくクラベスだったのだ。「もしもの時はクラベスを殺せ」とワルツに命令されたロンドは、クラベスがターゲットのジルバに本気で恋をしてしまった事で、裏切ったと判断してクラベスを始末したのである。ロンドの一撃で致命傷を負い、その場に倒れこむクラベス。クラベスはジルバとファルセットへの想いを語りながら、最期の力を振り絞ってバロックに伝書鳩を送る。そしてクラベスは死んだ…。「本当に…あなたが好きよ…」と言い残しながら。
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