第3章 見える女
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/16 03:48 UTC 版)
畑守は19歳のとき、舞鶴の寺の三男坊だという嘉太郎が婿に来てくれて、夜をともにする。そのとき、勝介が家の床の間にいたが、そのことは嘉太郎には言わなかった。畑守が21歳のとき、嘉太郎は勝介と同じように鳥居で首を吊る。勝介が嘉太郎を殺したんだ、と畑守は思ったという。畑守が30歳を過ぎた頃、七条の呉服屋の旦那と知り合う。旦那と夜をともにしたが、そのときも勝介が床の間にいたという。そして翌朝、今にも鳥居で首を吊ろうとしている旦那を見つけ、何とか阻止する。勝介が、畑守と結婚できなかった恨みをもって、旦那を殺そうとしたのだ、と畑守は考える。
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