第3章 破瓜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/09 04:31 UTC 版)
「女坂 (花房観音の小説)」の記事における「第3章 破瓜」の解説
10月に入り、学園祭の準備が始まった。日菜子はとても美しいが、彼女には得体のしれないところがあり、彼女を怒らせてはいけない、と水絵は思う。水絵は、紅葉を見に東福寺へ行く。そこで転びそうになったとき、郁也に助けられる。そして水絵は、郁也に恋心を抱く。その後、郁也からメールが届くが、日菜子には知られてはいけない、と水絵は思う。その夜、日菜子に「卒業しても水絵とは離れない」といわれ、日菜子との関係が続く限り、男の人と結ばれることができないことを悟る。土曜日、水絵は郁也と2人で法然院や大豊神社を訪れる。そして、2人は抱き合う。翌日、水絵は日菜子と床をともにする。その翌日、水絵は郁也と床をともにする。その翌日、日菜子に抱かれたとき、「今日はいつもと違う匂いがする」といわれ、水絵は戦慄する。やがて水絵は、日菜子との関係を終わらせようと考えるようになる。クリスマスが近づいたある日、日菜子の部屋に行くと、水絵にプレゼントがあるという。それは、猿ぐつわを咬まされ、薬を飲まされて身体の自由を奪われた郁也だった。水絵に手を出したことに対するお仕置きなのだという……。やがて、水絵は寮を出る。
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