第2話『人喰い蛾』未放映バージョンとは? わかりやすく解説

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第2話『人喰い蛾』未放映バージョン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 09:26 UTC 版)

怪奇大作戦」の記事における「第2話『人喰い蛾』未放映バージョン」の解説

放送順では第2話となっている「人喰い」は本来は第1話想定して作られたが、初号試写の後、追加シーン撮影・編集合成のやり直しBGM一部差し替えなどが行われたために完成が遅れ、第2話として放送されることになったプロデューサー橋本洋二自分リテイク決めた語っている。その理由として、「現代社会歪み生み出した怪奇を描くドラマなのに、人間に溶かされる冒頭シーン特撮グロテスクな印象与えないようにと考えたのか控えめで、テーマである怪奇描き切れていなかった」という趣旨のことを語っている。また金城哲夫脚本にあった息抜きシーンも、ドラマテーマ考えると余計であると考えたともいう。 一方で試写終了後会場円谷英二円谷一直接具体的なリテイク指示行なったという証言もあり、その結果人間溶けるシーン特撮全面的に撮り直しマルス自動車西条襲撃されるシーン追加何者かが西条向けて放つシーン追加され偶発的な事故ではなく意図的な殺人事件であることが強調される撮影され、さおりと次郎が牧の要請実験材料とする採集するシーンカットとなった。「第1話金城哲夫脚本書き円谷一監督する」という『ウルトラマン』『ウルトラセブン』と続くパターン崩れたことは金城にも大きな影響与えることとなった樋口著作では、この出来事が、直後金城円谷プロ退社要因のひとつにもなったことを示唆している。 前述のとおり未放映バージョン本編一部シーンBGM異なるほか、エンディング映像も全く異なっている。また、1968年当時出版物等SRI装備メカとして紹介されながら放映版では一度使用されなかった「ケミカルメース」が、このフィルム唯一登場する1988年読売テレビ放送され特番なんたってウルトラマン』内で円谷作品歴代主題歌映像流された際、偶然このフィルムエンディング映像使用され、未放映バージョン存在公に知られることとなったその後LD妖鬼幻想スペシャル」の特典映像として初ソフト化され、LD-BOXDVD-BOXにも収録されている。

※この「第2話『人喰い蛾』未放映バージョン」の解説は、「怪奇大作戦」の解説の一部です。
「第2話『人喰い蛾』未放映バージョン」を含む「怪奇大作戦」の記事については、「怪奇大作戦」の概要を参照ください。

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