第2楽章 Scherzo-Allegro
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 16:47 UTC 版)
「交響曲第3番 (エルガー)」の記事における「第2楽章 Scherzo-Allegro」の解説
三部形式。劇付属音楽『アーサー王』の第3曲「ウェストミンスターの宴席」から(エルガー自身によって)流用されている。 スケッチではピアノとヴァイオリンの書式で第2楽章ほぼ全てのスケッチが完成している。 IMSLPで閲覧できるスケッチ(抜粋)では約130小節。
※この「第2楽章 Scherzo-Allegro」の解説は、「交響曲第3番 (エルガー)」の解説の一部です。
「第2楽章 Scherzo-Allegro」を含む「交響曲第3番 (エルガー)」の記事については、「交響曲第3番 (エルガー)」の概要を参照ください。
第2楽章 Scherzo. Allegro
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/20 02:06 UTC 版)
「ヴァイオリン協奏曲第1番 (ショスタコーヴィチ)」の記事における「第2楽章 Scherzo. Allegro」の解説
ショスタコーヴィチがきわめて得意とする快速なスケルツォ、変ロ短調〜変ロ長調。 独奏ヴァイオリン主導で、次々にテーマが展開される。冒頭の主題の動機は、交響曲第10番第3楽章の冒頭主題の動機と同じである。135小節からは、ショスタコーヴィチ自身のイニシャルから取ったDSCH音型が出現する(同音型は短2度-短3-短2だが、ここでは短2-短3-長2と少々変形されている)。テューバ、チェレスタ、ハープが休むが、交響曲第10番第2楽章よろしく、木管楽器は総動員される。 交響曲第6番第2楽章後半部を髣髴とさせる、フルートとバス・クラリネットのオクターヴのおどけた主題を提示する。独奏ヴァイオリンがこれにアクセントを付ける。いわゆる西欧近代的なしゃれた味わいのある楽想である。33小節で主題は独奏ヴァイオリンに移り、楽器を加えて45小節から107小節はその発展形となる。やせた骨ばった独奏ヴァイオリンがきわめて印象的である。 トリオの198小節目からはポーコ・ピゥ・モッソ、2/4拍子となり、単純な主題を基にして、独奏ヴァイオリンがフォルテッシモの重音奏法で技巧的な動きを見せる。やがて打楽器の参加とともに、突然、255小節でハ長調の賑やかな行進曲となり、[要出典]シロフォン、タンブリンが動員されて鋭い現代的感覚を呼び覚ます。そのあとはスケルツォの部分の再帰となり、それからまた2/4拍子の行進曲が顔を出す。328小節で原調に戻り、[要出典]アレグロ、3/8拍子で再現部となる。 442小節以下、変イ短調に移された主要主題が冒頭の形そのままで現れ、[要出典]508小節で再び原調に帰って主題が全合奏で強く奏されてから、ヴァイオリンのパッセージがクライマックスを作る。546小節からはコーダとなり、またメノ・モッソでトリオの行進曲主題が独奏ヴァイオリンの重音奏法の中でとりあげられ、自由な変形によってコーダを形成する。ヴァイオリンが装飾的型を奏し続ける中、587小節よりオーケストラがフォルテシシモでスケルツォの主題をもう一度出し、これを12回繰り返して鮮やかに終わる。
※この「第2楽章 Scherzo. Allegro」の解説は、「ヴァイオリン協奏曲第1番 (ショスタコーヴィチ)」の解説の一部です。
「第2楽章 Scherzo. Allegro」を含む「ヴァイオリン協奏曲第1番 (ショスタコーヴィチ)」の記事については、「ヴァイオリン協奏曲第1番 (ショスタコーヴィチ)」の概要を参照ください。
- 第2楽章 Scherzo-Allegroのページへのリンク