第2楽章 Scherzo: Vivace
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 16:02 UTC 版)
「交響曲 (矢代秋雄)」の記事における「第2楽章 Scherzo: Vivace」の解説
三部形式のスケルツォ。この楽章は初演の時から大変話題となった。1950年頃に朝日新聞に獅子文六の「自由学校」という小説が連載され、人気をとる。そしてその小説は映画化されたのだが、その中で出てくる神楽の太鼓のシーンでの独特なリズムに惹かれた作曲者は、その音型から発展させた、「テンヤ、テンヤ、テンテンヤ、テンヤ」(6/8+(2/8+6/8)というリズム形を全曲にわたって用いた。ただし、小説『自由学校』に、矢代が用いたリズム形と同じものは登場しない。小説に数回登場するリズム形は最初の『テンテンテンヤ、テンテンヤ、スケテンテン、イヤ、ドドン』という形をはじめ、いずれもこの楽章の基本リズム形とは異なっている。
※この「第2楽章 Scherzo: Vivace」の解説は、「交響曲 (矢代秋雄)」の解説の一部です。
「第2楽章 Scherzo: Vivace」を含む「交響曲 (矢代秋雄)」の記事については、「交響曲 (矢代秋雄)」の概要を参照ください。
- 第2楽章 Scherzo: Vivaceのページへのリンク