第18週 - 第19週(2019年9月 - 10月)
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「おかえりモネ」の記事における「第18週 - 第19週(2019年9月 - 10月)」の解説
時は流れて2019年9月。百音はWE社の仕事にも慣れ、全国の市区町村に気象予報士を派遣し気象に関するコンサルティングを行う新事業を提案する。しかし社長の安西和将から、これが実現したら地元に帰るのかと問われ答えに窮する。その頃、関東の南から台風が接近し対応に追われるが、首都圏では最悪の事態を免れて落ち着くかに見えた矢先、長野県の指定河川・番場川で氾濫の危険が迫っていることを朝岡が発見。Jテレでは情報収集に追われたため出演できない内田・神野の代わりにデスクの高村沙都子が自ら出演して緊急事態を伝え、WE社では朝岡がインターネット配信で避難を呼びかける。やがて番場川は氾濫し、百音はどれだけの人が避難できたのかと気に掛けるが、朝岡は「成果を求めてはいけない」と戒める。しかし、百音の「誰かの役に立って感謝されたい」という思いが東京に来た時と変わっていないことを知ると、百音が地元で、顔が見える相手への仕事を本気でやりたいのなら応援すると語る。 その時、朝岡が開設したWE社のWebサイトに、百音の実家の近くで竜巻が発生したとの投稿が寄せられる。家族の無事を確認して汐見湯に戻った百音を菅波が訪ね、結婚したいという思いと、近々東京に戻ることを告げるが、明日美からの電話で実家の牡蠣棚や倉庫が被害を受けていることを知らされた百音は、また「何もできなかった」と言うのかと菅波に促され、急いで気仙沼に向かう。亀島と本土を結ぶ亀島大橋が新しく開通しており、その日の夜中に実家にたどり着く。近所の人たちも集まり、急いで回収した牡蠣の処理が賑やかに行われている中、百音は自分にできることをやりたいと作業に加わる。そんな中、三生が酔った勢いで実家の寺を継ぐことを宣言し、その場で幼馴染の手で、そして最後は父の手で剃髪が行われる。そうした様子を見た百音は、役に立ちたいという以前に、大切な人たちと一緒にいたいというのが本心だったことに気づく。翌朝、百音と未知は、互いに震災から抱えてきたわだかまりを打ち明け、家に戻りたいという百音に、未知は2人で気仙沼を盛り上げようと応える。 汐見湯に戻った百音は、菅波に気仙沼へ戻ることを告げ、結婚は保留となる。そしてWE社で気象予報士の派遣について再提案を行い、最初の提案の時には話せなかった、故郷のために仕事をしたいという思いを語る。意気に感じた安西は「ビジネスとしては甘い」と評するが、「ブービー賞」として、基本給のみの待遇と2年で結果を出すことを条件に気仙沼へ派遣されることになる。
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