第1、第2の哨戒 1943年10月 - 1944年3月
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「コッド (潜水艦)」の記事における「第1、第2の哨戒 1943年10月 - 1944年3月」の解説
10月14日、コッドは最初の哨戒で南シナ海に向かった。バンダ海、モルッカ海を抜けて、中沙諸島近海の哨戒海域に到着。コッドは敵を求めて海南島、トンキン湾にまで足を伸ばした。11月29日朝、コッドは北緯11度42分 東経118度30分 / 北緯11.700度 東経118.500度 / 11.700; 118.500の地点で輸送船とタンカーで構成された輸送船団を発見し、7,000トン級輸送船に向けて魚雷を4本、4,700トン級輸送船に向けて魚雷を2本発射し、7,000トン級輸送船に2本が命中して撃沈、4,700トン級輸送船に1本が命中して撃破したと判定される。コッドはモルッカ海を通ってダーウィンに寄港。12月16日、コッドは63日間の行動を終えてフリーマントルに帰投した。 1944年1月11日、コッドは2回目の哨戒でハルマヘラ島、ジャワ島、南シナ海方面に向かった。哨戒期間の前半は南シナ海で行動し、1月29日には北緯13度16分 東経109度21分 / 北緯13.267度 東経109.350度 / 13.267; 109.350の地点で輸送船団に接触したが、よい攻撃位置を占めることが出来なかった。2月9日夕刻、コッドは北緯14度50分 東経109度20分 / 北緯14.833度 東経109.333度 / 14.833; 109.333の地点で単独で航行する5,000トン級輸送船を発見し、深夜に入ってから魚雷を4本発射したが命中しなかった。2月16日には北緯12度38分 東経112度33分 / 北緯12.633度 東経112.550度 / 12.633; 112.550のミンドロ海峡でサンパンを発見し、4インチ砲と20ミリ機銃の射撃で破壊した。コッドは南に下り、サンギヘ諸島近海に到着。2月23日朝、コッドは北緯03度53分 東経129度17分 / 北緯3.883度 東経129.283度 / 3.883; 129.283のハルマヘラ島北東海域で輸送船団を発見。夜まで追跡の上、タンカーに向けて魚雷を4本、護衛艦に向けて魚雷を2本それぞれ発射し、魚雷は特設運送船(給油)第三小倉丸(共同企業、7,350トン)に2本命中して撃沈した。4日後の2月27日には、北緯01度48分 東経127度32分 / 北緯1.800度 東経127.533度 / 1.800; 127.533の地点で輸送船大速丸(大阪商船、2,473トン)を発見し、魚雷を4本発射して2本を命中させて撃沈した。2月29日午後にも北緯04度07分 東経123度54分 / 北緯4.117度 東経123.900度 / 4.117; 123.900の地点で輸送船を発見して魚雷を3本発射したが、「千鳥型水雷艇」と「照月型駆逐艦」からの爆雷攻撃に遭い、深深度潜航を余儀なくされた。3月13日、コッドは62日間の行動を終えてフリーマントルに帰投した。
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