第1、第2の哨戒 1942年8月 - 10月
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「ハリバット (潜水艦)」の記事における「第1、第2の哨戒 1942年8月 - 10月」の解説
8月9日、ハリバットは最初の哨戒でアリューシャン列島方面に向かった。当時同海域の潜水艦隊の主力は旧式のS級潜水艦であったが、日本軍によるアッツ島およびキスカ島占領で脅威にさらされたので、最新鋭のガトー級潜水艦を初めとする比較的新しい潜水艦が何隻か投入された。そのうちのグロウラー (USS Growler, SS-215) やグラニオン (USS Grunion , SS-216) は華々しい戦果を挙げていた。8月23日明け方、ハリバットはアッツ島北方海域で3,000トン級輸送船を発見するが、先制の砲撃を受けたので潜航する。続いて、アッツ島シチャゴフ港(英語版)を潜航偵察し、友鶴型水雷艇が停泊しているのを発見。しかし、爆雷攻撃の音を聴取したので、その場を離れる事となった。9月23日、ハリバットは45日間の行動を終えてダッチハーバーに帰投した。 10月2日、ハリバットは2回目の哨戒でアリューシャン方面に向かった。10月11日、ハリバットは北緯53度26分 東経175度35分 / 北緯53.433度 東経175.583度 / 53.433; 175.583の地点で大型輸送船を発見した。大型輸送船が反転してきたので、艦首発射管から魚雷を1本発射する。その時、輸送船から隠してあった武装、砲と魚雷発射管で反撃された。ハリバットは魚雷をもう1本発射するが命中せず、相手はQシップと思われたため、ハリバットは艦尾発射管から魚雷を2本発射したのち罠にかかるまいと脱出した。10月23日、ハリバットは21日間の行動を終えてダッチハーバーに帰投。真珠湾に回航され、10月31日に到着した。
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