第二章・霊視る(みえる)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/30 07:17 UTC 版)
「予知夢 (東野圭吾)」の記事における「第二章・霊視る(みえる)」の解説
午前1時、マンションの一室で女性が扼殺されているのを同じ店で働く女性が発見した。その際、現場から逃走した男の横顔を目撃し、警察に通報。ほどなく男は逮捕された。男は犯行を認め、衝動的に相手の首を絞めたと供述する。 しかし、殺害されたのとほぼ同時刻、別の場所で被害者の姿が目撃されていた。目撃した男性は被害者の恋人であり、事件当時、友人である容疑者の男の部屋で留守番をしていたが、深夜に被害者が窓の外にいるのを見ていた。被害者が容疑者を避けていることを知っていた男性は、この場所に来ることに胸騒ぎを覚え、女性に電話をかけ、その後死体が発見された。報告書がオカルトになると危惧した草薙は湯川の元を訪れ、湯川もまた、被害者の手首にあった傷に興味を持ち、捜査に協力する。そして、部屋にあったある痕跡から、この事件が仕組まれたものであると推理する。 小杉浩一…スポーツフリーライターで今事件の容疑者。女と付き合うことができない男であったが、殺害した女性に惚れ、付き合おうと考えていた。しかし、実際に女性に近づいたのには別の理由がある。 長井清美…被害者。クラブ「Tatoo」のホステス。小杉に交際を迫られていることにうんざりしていた。写真を撮るのが趣味で、「幸運な写真」を撮っている。レモンイエローのスーツを着こなす。 細谷忠夫…会社員。幽霊の目撃者。小杉の友人であり、密かに清美と付き合っていて、事件当日もデートをしていた。小杉に清美と付き合っていることを告げようと電話をした結果、留守番に付き合わされることになる。 山下恒彦…無職。小杉、細谷の友人。小杉からの頼みで留守番と猫の世話を頼まれていたが、退屈だったため、細谷を留守番に誘う。清美のことは知らない。 織田不二子…クラブ「Tatoo」のホステス。清美の友人で、死体の第一発見者。 金沢頼子…フレンド・スケートクラブのコーチ。スポーツの取材で小杉がよく出会っていた。登場は後半部分だが、事件の大きな鍵を握っている。
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