第二章・転写る(うつる)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/30 07:17 UTC 版)
「探偵ガリレオ」の記事における「第二章・転写る(うつる)」の解説
草薙は中学生の姪の文化祭に出席するが、そこで奇妙なものを見る。「変なもの博物館」と称された陳列品の中に石膏で固めたデスマスクがあり、草薙は胸騒ぎを覚える。そして、血相を変えこのマスクを見る女性がいた。聞くと、この夏に行方不明になった女性の兄に酷似しているというのだ。デスマスクを作ったのは、この学校に通う生徒。二人は偶然、自然公園にある池でアルミ製のマスクを拾い、デスマスクを作ることを思いついたのであった。 そしてほどなく、この池からマスクの顔の主である男性の他殺体が発見された。しかし、なぜ現場にマスクがあったのか、どのように生成されたのかは手がかりがつかめなかった。そこで草薙は人体発火事件を解明した友人の物理学者・湯川を訪ねる。湯川は実際に池を訪れ、ある自然現象によってマスクが作られたと考える。一方、事件の方は、容疑者らしい人物をリストアップするも、その人物には被害者が失踪した日に海外へ旅行に出かけているというアリバイがあった。 柿本進一…事件の被害者。歯科医。 柿本昌代…進一の妻。 柿本良子…進一の実妹。保険会社に勤めている。 小野田宏美…良子の学生時代からの友人で、中学の音楽教師。デスマスクが進一の顔をしていることにいち早く気づいた。 山辺昭彦、藤本孝夫…中学校の生徒。マスクを池で見つけ、デスマスクを作った当人。「鯉が釣れる」と友人にかつがれ、この池で釣りをしていた。 笹岡寛久…パソコンの棚卸をしている事務所で働く。被害者に競走馬の共同購入の話を持ちかけていた。
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