移籍・復帰組の活躍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 18:01 UTC 版)
「2021年のF1世界選手権」の記事における「移籍・復帰組の活躍」の解説
2021年シーズンはチーム間での玉突き移籍が多く発生し、移籍組の活躍にも注目が集まった。 セルジオ・ペレス レーシング・ポイント(今シーズンからのアストンマーティン)からレッドブルへ移籍し、第6戦アゼルバイジャンGPでは移籍後の初表彰台を初優勝で記録した。結果として浮き沈みはあったが、第16戦トルコGPでの3位表彰台や最終戦アブダビGPでハミルトンを抑えるなど、フェルスタッペンのドライバーズタイトル獲得をサポートする活躍を見せた。 カルロス・サインツ マクラーレンからフェラーリへ移籍。全22戦中20戦で入賞し、そのうち表彰台入りも4回記録。今季フル参戦したF1ドライバーの中で唯一となる全戦完走を果たした。 ダニエル・リカルド ルノー(今シーズンからのアルピーヌ)からマクラーレンへ移籍。マシン特性への適応に時間がかかったが、第14戦イタリアGPではスタートダッシュを決めて首位へ浮上し、そこから終始トップを守り続け優勝。マクラーレンに2012年ブラジルGP以来となる9年ぶりの優勝をもたらし、自身もレッドブル時代の2018年モナコGP以来3年ぶりの優勝を果たした。 セバスチャン・ベッテル フェラーリからアストンマーティンへ移籍。開幕から4戦はマシンの戦闘力不足や自身のミスなどもありノーポイントという形で終わったが、第6戦アゼルバイジャンGPでは2位表彰台を獲得。第11戦ハンガリーGPでは、レース後に燃料系の規定違反による失格処分を受けレース結果から除外となってしまったが、波乱のレースを2位でフィニッシュするなど所々で活躍した。ドライバーズランキングは12位という形で終えたものの、年間オーバーテイク数では全ドライバー最多の132回を記録。2021年から新設されたオーバーテイク・アワードの最初の受賞者となった。 フェルナンド・アロンソ 2018年のF1参戦休止宣言を経て、3年ぶりにF1へ復帰し、アルピーヌから参戦。第11戦ハンガリーGPでのハミルトンとのバトル、第20戦カタールGPでは1ストップ作戦で終盤3位を走行し、そのままチェッカーを受け、自身としてはフェラーリ時代の2014年ハンガリーGP以来7年ぶりの表彰台獲得を果たした。また、この2戦はファンから高く評価され、決勝でのファン投票(通称ドライバー・オブ・ザ・デイ)に選出される活躍を見せた。
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