神智学におけるマハートマー
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「マハートマー書簡」の記事における「神智学におけるマハートマー」の解説
マハートマー(mahātmā)は「偉大な魂」を意味するサンスクリット語である。神智学では、人類の霊的進化を企図する導師たちがいるとされ、かれらをマハートマーまたは大師と呼ぶ(この場合の「大師」は master もしくは mahatma の訳語)。ブラヴァツキーがインドで活動していた時期には、主なマハートマーはモリヤ、クートフーミ、ヒラリオン、マハーチョーハンなどであり、かれらはチベットに住んでいるとされた。やがて大師という概念はブラヴァツキーを離れて独り歩きし始め、ブラヴァツキーが意図した以上の神秘的様相を帯びるようになった。古代の叡智を守り伝えるというマハートマーは、秘密結社グレート・ホワイト・ブラザーフッド(大白色同胞団)に属し、大賢者としてゴータマ(釈迦)から伝わる大宇宙の秘儀に通じているとされ、神智学の教義の拡張(ネオ神智学)にしたがってイエス・キリストやマイトレーヤ(弥勒)も大師とされた(イエス大師、マイトレーヤ (神智学))。アリス・ベイリー(英語版)は、大師方の本拠地はゴビ砂漠のシャンバラにあるとした。 神智学の歴史を研究しているK・ポール・ジョンソンは、ブラヴァツキーの大師たちは実際には霊的に卓越した超人などではなく、同時代の実在の人物であろうと考えている。その説によると、エル・モリヤはカシミールの藩王ランビール・シン、クートフーミは当時のシク教の指導者の一人であったタクール・シン(英語版)のことであったと想定され、いずれもブラヴァツキーのインドでの活動を支持していた人物であった。
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神智学におけるマハートマー
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「マハートマー」の記事における「神智学におけるマハートマー」の解説
「マハートマー」は、神智学の体系では、人間としての進化を終えた、超自然的人物を指す言葉でもある。モリヤやクートフーミなどがこれにあたる。グレート・ホワイト・ブラザーフッドという秘密集団を形成しているとされる。
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