神戸高商時代
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「神戸商業大学 (旧制)」の記事における「神戸高商時代」の解説
1902年3月:勅令第98号により神戸高等商業学校設立。修業年限は4年(予科1年・本科3年)。東京高商と神戸高商のみが修業年数4年となっており、その他の各地の高商の修業年限は本科のみの3年であった。東京高商には、本科修了後、専攻部(2年)が置かれていたが、東京高商と神戸高商の卒業生のみ進学ができ、修了者には商業学士が授与された。予科~専攻部の修業年限6年が高等学校から帝国大学卒業までの年限と同等と認められたためである。 1903年5月15日:神戸の東郊、筒井が丘籠池の高台(後の旧制神戸市立神戸中学校、現神戸市立葺合高等学校校地)にて授業開始。この日が現・神戸大学の創立記念日となっている。10月25日:開校式 1906年6月:『国民経済雑誌』創刊。日本最初の経済学・商業学専門の学術雑誌。現在も刊行が引き継がれている。 1914年8月:調査課を設置。 1919年10月:調査課を廃止し商業研究所を設置。 1921年6月:財団兼松記念会の寄附により建設された兼松記念館が開館。現在、神大経済経営研究所として使用されている兼松記念館は六甲台校地への移転後に新築(1934年)された2代目である。 1923年3月:第46回帝国議会で神戸高商の大学昇格が決定。東京高商が1920年東京商科大学に昇格した時、東京高商卒業生と神戸高商卒業生が進学を許されていた、東京高商専攻部が廃止されることとなった。このことが、神戸高商の商大昇格を大きく後押しした。 1923年9月:関東大震災により昇格事業は2年延期。 1924年:同窓会として凌霜会結成。 1925年7月:『国民経済雑誌』が神戸高商の機関誌となる。 1926年:付属図書館が住田正一の寄贈した海事関連図書「住田文庫」を受け入れる。
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