社会・文化への波及
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 23:39 UTC 版)
「ドラえもんの最終回」の記事における「社会・文化への波及」の解説
このチェーンメール化・都市伝説化は、様々な波及が指摘される。 後年の美少女ゲーム『To Heart』(1997年発売)のエンディングの一つ、およびそれを原作としたアニメ『To Heart 〜Remember my Memories〜』の最終回と重なる部分が多い。 ドラえもんのパロディーであるPCゲーム『ぱちもそ』で、エンディングの一つとしてこの最終回を元にしたものがある。 ファンの手によってフラッシュムービー化されておりWebで公開されていた時期があった。これは後述の同人誌が発行される以前に作られた。後に小学館よりクレームがつき公開が停止されたが、YouTubeなどに転載されたものが閲覧可能な場合もある。 実写映画『ジュブナイル』この話をヒントにして、実写映画『ジュブナイル』が製作された。これについては、監督の山崎貴のインタビューのウェブページが残されている。 山崎は、オリジナルストーリー作者に了解を取り、「Director's Thanks」として彼の名前をクレジットした。同時に「ドラえもんあってのオリジナルストーリー」との考えから、藤子プロにも了承を得て「For Mr. Fujiko・F・Fujio」のクレジットも含めた。 同人誌問題2005年末、男性漫画家がこの「ドラえもんの開発者はのび太説」をもとに漫画化、てんとう虫コミックスのデザインを模倣した冊子を同人誌として発行した。 この同人誌はインターネットを通じて話題となり、半年の間に同人誌では異例の1万3千部が売れるヒットとなった。『ドラえもん』の出版権を持つ小学館サイドも事態の拡大について放置できなくなり、藤子の著作権を管理する藤子・F・不二雄プロとともに、著作権侵害にあたるとして、2006年6月に文書で警告して販売中止と回収、ネット公表の中止を要請。話し合いにより、この男性漫画家が数百万円の売上金の一部を藤子プロに支払うとともに、在庫の破棄、二度とやらないことを予報謝罪することでこの問題は決着した。
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