盗まれた雷撃 (The Lightning Thief)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 04:20 UTC 版)
「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の記事における「盗まれた雷撃 (The Lightning Thief)」の解説
自他共に認める問題児のパーシー・ジャクソンは学校で不可解な事件に遭遇する。その後も学校では問題ばかり起こし、とうとう退学になり、学校最終日には乗っていたバスが事故に遭うと、また奇妙な出来事を目にする。共にバスに乗っていた親友のグローバーはパニックを起こし、彼を家まで送っていくと言ったがパーシーはそれを気味悪がりグローバーをおいて家へ帰ってしまう。 家へ着くと、母の再婚相手である義理の父親ゲイブと揉め、母サリーはパーシーを海へ連れ出す。そこはパーシーの実の両親が出会った場所であり、彼が一番好きな場所でもあった。夜、海辺にあるコテージで寝ていると、空が荒れ始め、グローバーが現れ、危険が迫っている、と慌てた様子で話す。しかし、パーシーはグローバの正体を見て困惑する。グローバーは実はギリシア神話に出てくる半人半ヤギのサテュロスであった。 親友の姿に混迷するものの、サリーとグローバーに急かされ”訓練所”と呼ばれる場所へ避難するパーシーだが、訓練所まで後数百メートルと言うところでミノタウロスに邪魔され、グローバーは負傷し、サリーは消されてしまう。負傷したグローバーと共に訓練所へ着いたパーシーはそこで自分の父親がギリシア神話に出てくる神の一人だと聞かされる。その訓練所はそのような子供のための施設”ハーフ訓練所(英語版ではCamp Half-Blood)”であった。そこでは訓練生は親の神ごとに決まったコテージで生活し、神話界の危機に立ち向かうための訓練をしていた。 父親の正体がわかるまで、訓練所では”親の正体がわからない訓練生”として旅の神であるヘルメスのコテージで生活することになったパーシーはヘルメスの息子ルーク、アテナの娘アナベスと交流を持つ。 平凡な訓練生として生活していたパーシーだが、ある日旗取り合戦に参加後”ビッグスリー”と呼ばれる神話界で最も大きな力を持つ神の一人、ポセイドン の息子であると判明する。これは深刻な問題であった。とある予言によりこのビッグスリーは人間との間に子供を作ってはならないことになっているのだ。 訓練所にとって存在が危険なパーシーは訓練所の所長であるデュオニュソスから半ば追い出される形となって最高神ゼウスの、盗まれた雷撃(ライトニングボルト)を取り戻すたびにアナベス、グローバーと共に送り出される。 旅の途中、様々な困難に直面しながらも犯人から雷撃を取り戻したパーシーだが、訓練所に戻るとそこには真犯人と、雷撃が盗まれた背後にある陰謀が待っていた。
※この「盗まれた雷撃 (The Lightning Thief)」の解説は、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の解説の一部です。
「盗まれた雷撃 (The Lightning Thief)」を含む「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の記事については、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の概要を参照ください。
- 盗まれた雷撃のページへのリンク