盗まれた機器のブラックリスト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/13 16:52 UTC 版)
「International Mobile Equipment Identity」の記事における「盗まれた機器のブラックリスト」の解説
携帯機器が盗まれるか紛失したとき、所有者は電話会社に連絡してその携帯機器をブロックしてもらうのが一般的である。その電話会社に Equipment Identity Register (EIR) と呼ばれるデータベースがあれば、問題の機器のIMEIをそこに登録する。すると場合によっては相互に通信可能な携帯電話網間のブラックリストとなっている Central Equipment Identity Register (CEIR) にそのIMEIが登録され、同じCEIRを利用するどの網からもその携帯電話を使えなくすることができる。こうすることで携帯電話を盗んでもどこでも使えないことになり、窃盗団のビジネスが成り立たなくなる。 IMEI番号は容易に変えられないようになっており、そのためCEIRのブラックリストが有効に作用する。しかし、特殊なツールを使用すればIMEIを変えることは可能である。BBCによると、BT Cellnet のスポークスマンは「盗んだ携帯電話に新たなIMEIを書き込むことは可能で、10%のIMEIは唯一のものではない」と述べたという。
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