皇族の呼称
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 10:36 UTC 版)
皇族の呼称は、内閣告示、宮内庁告示や官報の皇室事項欄では、歌会始などの特別な場合を除き、次のようになっている。宮号や称号が表記されないことに注意が必要である。 皇后・太皇太后・皇太后:「皇后陛下」- 身位+敬称の順。 皇太子:「皇太子徳仁親王殿下」-「皇太子」+名+身位+敬称の順。 皇太子妃:「皇太子徳仁親王妃雅子殿下」-「皇太子」+夫の名+夫の身位+「妃」+名+敬称の順。 親王・内親王・王・女王:「愛子内親王殿下」、「悠仁親王殿下」- 名+身位+敬称の順。 親王妃・王妃については、「正仁親王妃華子殿下」と、夫の名+夫の身位+「妃」+名+敬称の順。 皇族が崩御ないし薨去した後は、「故皇太后」や「故宣仁親王妃喜久子」と、上記に「故」が冠され敬称が省かれる。 夫が薨去して未亡人となった場合でも、親王妃や王妃の呼称については「憲仁親王妃久子殿下」と、夫の名に「故」を冠さない。法律や叙勲においては、「皇太子徳仁親王の結婚の儀の行われる日を休日とする法律」など、敬称は省かれる。 宮内庁のウェブサイトや尊皇関係の書物においての呼称は以下のようになっている。(上記と多少異なる) 皇后・太皇太后・皇太后には、身位+敬称で「皇后陛下」や「皇太后陛下」など。 皇太子や宮号を持つ男性皇族には、身位か宮号+敬称(「皇太子殿下」や「常陸宮殿下」など)。 御称号を有する皇族には、御称号+敬称(「敬宮殿下」など)。 宮号などを有さない男性皇族や未婚の女性皇族には、名前+身位+敬称(「悠仁親王殿下」や「彬子女王殿下」など)。 既婚の女性皇族(親王妃・王妃)には、夫の名前+夫の身位+「妃」+敬称(「寬仁親王妃殿下」など)、夫の宮号かそれに値する身位+「妃」+敬称(「皇太子妃殿下」や「常陸宮妃殿下」など)。 崩御/薨去した皇族に追号がある場合は「故・皇太后陛下」などではなく「香淳皇后」となる。
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