皇族の班位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 10:36 UTC 版)
「身位#班位」も参照 皇族の班位(順位)は、皇族身位令により、次の順序によるものとされた。 皇后 太皇太后 皇太后 皇太子 皇太子妃 皇太孫 皇太孫妃 親王、親王妃、内親王、王、王妃、女王 また、以上の順序の中でも細かな点については以下のようになっていた。 親王・王の班位は、皇位継承の順序に従う。 その順序は、以下のとおりである。 天皇の長子 天皇の長孫 その他の天皇の長子の子孫 天皇の次子及びその子孫 その他の天皇の子孫 天皇の兄弟及びその子孫 天皇の伯叔父及びその子孫 それ以上の皇族 以上においては、同等内では、嫡出子及びその子孫の系統を先にして、庶出の子(非嫡出子)及びその子孫の系統を後にする。また、嫡出子・庶出の子それぞれの中でも、先に生まれた者及びその子孫の系統を優先して、後に生まれた者及びその子孫の系統を後にする。(嫡庶長幼の順) 内親王、女王の班位は、親王、王の班位に準じる。 「親王、内親王、王、女王」で同順位にある者は、男を先にし、女を後にする。(男女の順) 親王妃、王妃の班位は、夫の次とする。内親王、女王であって親王妃、王妃となった者も例外としない。 故皇太子の妃の班位は、皇太子妃の次とし、故皇太孫の妃の班位は、皇太孫妃の次とする。 親王、王の寡妃(未亡人)の班位は、夫生存中と同じとする。 摂政に就任している親王、内親王、王、女王の班位は、皇太孫妃の次とする。但し、故皇太孫の妃があるときは、その次とする。 皇太子、皇太孫が皇位継承の順序を変えられたときは、その班位は、皇太孫妃の次とする。但し、故皇太孫の妃があるときはその次とし、摂政に就任している親王、内親王、王、女王があるときはその次とする。 親王、王が皇位継承順位を変更された場合においても、その班位は、順位変更前と同様にする。 本来は王であるが、旧皇室典範制定前に親王宣下を受けて親王となっている者(宣下親王)は、宣下された順序によって、王の上とする。
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