皆生新田とは? わかりやすく解説

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皆生新田

読み方:カイケシンデン(kaikeshinden)

所在 鳥取県米子市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

〒683-0002  鳥取県米子市皆生新田

皆生

(皆生新田 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/08 00:01 UTC 版)

日本 > 鳥取県 > 米子市 > 皆生

皆生(かいけ[1][2][3])は、鳥取県米子市大字名。郵便番号は683-0003[2]。1丁目から6丁目まである。皆生温泉(かいけおんせん)の郵便番号は683-0001で[2]、1丁目から4丁目まである。皆生新田(かいけしんでん)の郵便番号は683-0002で[2]、1丁目から3丁目まである。

地理

米子市の北東部[1]

歴史

沿革

八幡の新兵衛が天正年間、新田を開発する[4][注 1]海池[4]と書いて、「かいけ」と読んでいたが、今の皆生の字に決まったのは1867年のことである[3]。『伯耆志』によれば、70戸、300人[4]産土神車尾村の貴布禰大明神[4]

1871年に鳥取県、1876年島根県1881年に再び鳥取県に所属する。1889年福生村の大字となる。1900年、福生村上福原の漁師、山川忠五郎らが、海岸の浅瀬で湧きだしていた温泉を発見する。皆生温泉土地社長の有本松太郎の努力によって皆生温泉の基礎が築かれる[5]

1938年から米子市の大字。

地名の由来

海池は海部の書き誤りで「かいふ」であるとか、それだから皆生と書くようになったという説、アイヌ語のカイぺ(磯辺に折れる白波)に始まるという説がある[3]

世帯数と人口

2025年令和7年)8月31日現在の世帯数と人口は以下の通りである[6]

丁目 世帯数 人口
皆生1丁目 72世帯 155人
皆生2丁目 141世帯 52人
皆生3丁目 364世帯 797人
皆生4丁目 168世帯 355人
皆生5丁目 642世帯 1,246人
皆生6丁目 205世帯 381人
皆生新田1丁目 194世帯 317人
皆生新田2丁目 414世帯 785人
皆生新田3丁目 473世帯 1,030人
皆生温泉1丁目 356世帯 658人
皆生温泉2丁目 411世帯 799人
皆生温泉3丁目 145世帯 195人
皆生温泉4丁目 391世帯 548人
3,976世帯 7,318人

人口の変遷

国勢調査等による人口の推移[1]

1955年昭和30年) 1,559人
1965年(昭和40年) 3,850人
1975年(昭和50年) 3,840人

世帯数の変遷

国勢調査等による世帯数の推移[1]

1955年(昭和30年) 283世帯
1965年(昭和40年) 967世帯
1975年(昭和50年) 1,218世帯

経済

産業

店舗・企業

皆生
皆生温泉
皆生新田
かつて存在した企業

地域

教育

健康

施設

宗教
  • 皆生温泉神社(皆生温泉3丁目)

出身・ゆかりのある人物

脚注

注釈

  1. ^ 『伯耆志』には「当時吉川氏の管内にて、彼の官人村名を海池と命じ、当家を姓八幡と賜ふと云へり、古老の口碑には八幡より出でたる人の家と云へば云々」とある[4]。吉川氏からの開拓許可証文が残っている[4]

出典

  1. ^ a b c d 『角川日本地名大辞典 31 鳥取県』208 - 209、907頁。
  2. ^ a b c d 米子市の郵便番号一覧日本郵便公式サイト。2023年9月9日閲覧。
  3. ^ a b c 『因伯地名考 村々の名はこうして生まれた』145頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年11月6日閲覧。
  4. ^ a b c d e f 『伯耆志 巻三』23 - 36頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2021年2月1日閲覧。
  5. ^ 『鳥取県の温泉』47 - 48頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2021年2月1日閲覧。
  6. ^ 米子市町別人口世帯数統計表” (PDF). 米子市. 2025年10月6日閲覧。
  7. ^ 有限会社 山川総合不動産 鳥取県米子市”. いえらぶ 不動産会社検索. 2024年12月28日閲覧。
  8. ^ a b c 『官報 1929年03月07日』官報 第654号 170頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年9月9日閲覧。
  9. ^ 『米子市史』614頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年1月11日閲覧。
  10. ^ 議員名簿”. 鳥取県議会. 2024年12月28日閲覧。

参考文献

  • 景山粛『伯耆志 巻三』因伯叢書発行所、1916年。
  • 武良禎 編『鳥取県の温泉』鳥取県温泉協会、1924年。
  • 大蔵省印刷局 編『官報 1929年03月07日』日本マイクロ写真、1929年。
  • 『米子市史』米子市、1943年。
  • 徳永職男『因伯地名考 村々の名はこうして生まれた』鳥取郷土文化研究会、1975年。


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