白馬・玉竜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/02 15:37 UTC 版)
玉竜(ぎょくりゅう)- 竜の声:八代駿 / 演:藤村俊二 玉竜 口癖パート1では効果音「ヒヒーーン」「ブルル」ぐらしか言わない。パート2で人間のときは自分のことを「ボク」と呼び相手の名前を呼ぶ時は「~ちゃん(悟空ならば、「悟空ちゃん」)」付で呼んでいる。 得意技龍の姿で天に登り雨を降らせること 能力誰よりも早く危険を察知したり、全員が捕らわれた場合には自らの意思で悟空を探し出して救助を促すなど、パート1でもただの馬ではないところをしばしば見せる。パート2では、尻を蹴られたり、驚いたりすると、本人の意志とは無関係に人間に変身する。ただし馬から人間には自分の意志では変身できないが、人間から龍に、人間から馬に戻る時には自由に変身できる。 西海竜王の子供。白竜ともいう。ただの小竜でパート1では名前はなく、話すのも第2話でだけ。原作でも単に白馬。パート2からは人間にも変化できるようになり、玉竜という役名が付いたが、本人は初め「かわいいお馬チャン」と言うのみで、第6話にして初めて名前を名乗る。龍のときは、白龍で目の色は赤。馬の時は白馬で、紫の馬具をつけている。三蔵の二番弟子だが、馬のときは弟子扱いされず、人間に変身しても末弟のような扱いを受けていた。 もともとは御殿で失火して宝物の玉を焼いてしまったことから(父の訴えを受けた天帝から)罰を受けたもので、その刑は死罪であり、(鞭打ち三百回の後)処刑の前に宙づりに鎖でつながれて大泣きしているところを観世音菩薩に救われた。菩薩は念仏で鎖をほどき、深い谷川に身を潜めて取経の旅をする使いの者が通るまでそこで待ち、その乗り物となるように命じた。菩薩は功徳を積むように言い残したが、三蔵が通りかかると、突然その馬を喰らい、悟空にも刃向かうなどあまり改心した様子はない。しかし食べてしまった馬の代わりに自らが白馬に変化(へんげ)して三蔵の旅の足となった。 パート2の第1話における落雷から人間に変身するようになる。初登場シーンは一人でけんけんぱをしていた。 設定上、精神年齢は12歳とされている。 人間のときのあだ名は「サラブとんま」ないし「とんま」。虫歯があり、第9話では金に困った三蔵により五百元で馬屋に売り払われ、さらに三千元で肉屋に転売されそうになったことがある。パート1ではいきなり馬を飲み込んだが、それ以降はまぐさしか食べてないようで、パート2では人間のときもしばしばまぐさを口にした。第24話で麗花に食事を振る舞われた際には、人間はこんなに美味しいものを食べているのかと感動する。 穏やかでのんびりとした性格。人間のときは大人の外観だが、龍としてはまだ子供なので、幼児語をつかう。臆病で気弱だが優しく、無い勇気を振り絞って一度のみ専用の武器で応戦するなど、魔物に立ち向かうこともあり、弟子の中で優等生である。しかし三蔵を乗せ、荷を運ぶ以外に戦わないため普段はあまり役には立たない。龍のままでいれば長寿を約束されているのだが、人間になりたいという願望が強い。
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