白造紙の巻名目録とは? わかりやすく解説

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白造紙の巻名目録

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/16 17:53 UTC 版)

源氏物語巻名目録」の記事における「白造紙の巻名目録」の解説

現在内容確認することの出来成立時期の最も古い源氏物語巻名目録は、故実書の一つ『簾中抄』異本とされ、正治年間1199年1201年)ころに成立したと見られる白造紙」に含まれているものである。この巻名目録は現在とほぼ同じ源氏物語巻名存在確認出来る最も成立時期の早い史料でもある。本書現物そのもの高野山伝来していた物を東京帝国大学文学部国文学研究室において調査中に関東大震災によって焼失したが、その前に撮影され写真によって現在でも内容調べることが出来る。この巻名目録は、以下のような内容になっている詳細は「白造紙#源シノモクロク」を参照 この目録は以下のような特徴持っている。 「若菜」は上下で1帖に数えている。 「雲隠」を1帖と数えている。 並びの巻現行のものと同じような名前があげられているものの、巻数本巻一緒に数えられている。 「鈴虫」が二重含まれていて逆に夕霧」が存在しない。 「空蝉」・「夕顔」と「帚木」、「竹河」と「紅梅」など幾つかの巻序現在の順序とは逆になっている。 「橋姫」を現在では異名とされる優婆塞」と呼んでいる。 宇治十帖の巻々については「ウチノミヤノ」として改めて1から巻数数えており、夢浮橋のあと「コレハナキモアリ」と記している。 宇治十帖の後に「コレカホカニノチノ人ノツクリソヘタルモノトモ」と記している。 最後にサク(ラ)ヒト サムシロ スモリ」といった現存しないが古系図古注釈にしばしば見え巻名記している。

※この「白造紙の巻名目録」の解説は、「源氏物語巻名目録」の解説の一部です。
「白造紙の巻名目録」を含む「源氏物語巻名目録」の記事については、「源氏物語巻名目録」の概要を参照ください。

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