発生と捜査
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/25 16:18 UTC 版)
「ソウル江南トイレ殺人事件」の記事における「発生と捜査」の解説
2016年5月17日午前0時33分、34歳の男性が瑞草洞のカラオケ・バーのトイレに入った。午前1時7分、トイレに入った23歳の女性が、長さ32.5cmの包丁で左胸部を4回突き刺された。男性は現場で警察に逮捕された後、自分がよく女性に無視されることと、被害女性と面識がないと証言した。 5月19日、ソウル瑞草警察署は男性に4回の精神科への入院歴があり、2016年1月に退院したばかりとして、現段階での男性の精神状態の詳細な分析が必要であるという結論を出した。5月19日と20日に、警察庁犯罪行動分析チームのリーダーを含むプロファイラー5人が男性の犯行心理の分析を行うために、同署に入った。 5月20日、ソウル中央地方法院は男性に対して、証拠隠滅の可能性があるとして、拘束令状を発行した。 5月22日、ソウル瑞草警察署は心理分析の結果を発表した。彼は思春期に妄想の症状が現れ、2008年に統合失調症と診断され、合わせて6回も精神科に入院したが、容疑者は2016年1月上旬の退院後に薬の服用をやめたため、犯行時に妄想の症状が再発したと見られる。また、2008年から彼は基本的なセルフケア機能を失っており、犯行までの1年間以上入浴しなかったため、5月5日にバイトしていたレストランで衛生状態についての指摘があり、その過程中で特にバイト現場の女性から中傷されていると思い込み、犯行に至ったと見られる。 5月24日、容疑者は瑞草警察署の署員に連れられ、午前9時からの30分間での実況見分を行った。
※この「発生と捜査」の解説は、「ソウル江南トイレ殺人事件」の解説の一部です。
「発生と捜査」を含む「ソウル江南トイレ殺人事件」の記事については、「ソウル江南トイレ殺人事件」の概要を参照ください。
- 発生と捜査のページへのリンク