発売前の情報流出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 20:27 UTC 版)
「テイルズ オブ エクシリア」の記事における「発売前の情報流出」の解説
TOXが発売される前である2011年9月2日に発売された韓国の大手ゲーム雑誌「GAMAR'Z」には、本作のエンディングまでの詳細な攻略記事が掲載されていた。それをスキャンした画像が日本の画像投稿サイトに掲載・翻訳されたことをきっかけに、日本の電子掲示板において本作のネタバレ情報が広範囲に流布する騒ぎとなった。 韓国では韓国語にローカライズされていないゲームソフトが英語や日本語のまま販売されるのが珍しいことではなく、その際は販売店で特典として付いてくる韓国語で翻訳されたゲームのシナリオブック(エンディングも含めて全てのイベントシーンのメッセージを韓国語に翻訳した台本)を見ながらプレイするのが一般的である。そのため、「バンダイナムコが公式特典で制作したシナリオブックのせいで情報が流出した」という情報源を誤認した情報が、ネタバレ情報と共に広まった。 これに対し、9月5日時点でバンダイナムコゲームスは公式に「流出した雑誌記事はバンダイナムコが監修したものではない」「シナリオブックが公式に特典として付くということはない」との声明を出した。 しかし、情報流出とは無関係であったが、実際には韓国におけるTOXの流通業者「イントラリンクス」は、韓国人ユーザー向けの224ページのシナリオブックを制作して予約者特典としていた。このシナリオブックは、TOXの発売直前になって予約特典から取り消されたため、実際には韓国人プレイヤーの手には渡らなかった。 さらに、9月7日になって情報流出元である「GAMER’Z」が声明を発表。「イントラリンクス社がシナリオブックを特典として付けると聞き、自分たちの雑誌にも攻略記事を載せることにした」「攻略記事はバンダイナムコパートナーズコリアの協力で書かれたものであり、無断で掲載したわけではない」「バンダイナムコ側からは情報公開解禁日時の指定や監修の申し出は全く無かった」「ゲームの発売前に攻略記事が掲載されたのは今回が初めてではないが、バンダイナムコから申し出があれば記事の掲載を遅らせることはできた」として、今回の事態の原因がバンダイナムコパートナーズコリアとバンダイナムコゲームスの両者にもあるとの主張をしている。 9月8日、イントラリンクスは公式サイトにおいて謝罪文を発表。「7月時点でシナリオブックを特典として付けたいという要望を出したが、バンダイナムコパートナーズコリアからは許可は下りなかった」「しかし社内の連絡ミスでシナリオブックが特典として付くと告知してしまった」として、シナリオブックの制作に起因する騒動はイントラリンクス社のミスが原因であり、「GAMER'Z」や「バンダイナムコパートナーズコリア」には責任が無いとしている。
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