番号標記の原則
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/05 04:57 UTC 版)
番号は「接頭辞+千の位の数+百の位の数+十の位の数+一の位の数+付加記号」であらわされる(各位の位の数がゼロの場合は省略される)。右(一の位の数)から読むのが正しい読み方である。 大まかな読み方は以下の通り。 先頭 : 環状化合物なら、英大文字「C」をつける。 千の位の数 : 炭素間の二重結合の数。ただし0(飽和)の場合は表示しない。 百の位の数 : 炭素の原子-1。ただし0(炭素1個)の場合は表示しない。 十の位の数 : 水素の原子数+1 一の位の数 : フッ素の原子数 付加記号 : 臭素を含むなら、英大文字「B」+個数をつける。 付加記号 : 異性体の区別があれば、2種類目以降は英小文字「a」「b」等をつける。 ただし、400~700番台はこの限りではない。100の位で大分類がなされる。10の位と1の位は2桁の数で、通し番号(400~600番台)もしくは分子量(700番台)である。さらに、混合物(400~500番台)の場合、英大文字の付加記号で異なる成分比率を表す。 接頭辞は正式にはR(refrigerantの略)だが、元素の種類に応じ、HFC(ハイドロフルオロカーボン)等を使うこともある。元素を表すアルファベットとその順序は、H(水素)・B(臭素)・C(塩素)・F(フッ素)・C(炭素)である。 接頭辞と番号の間にはハイフン「-」を入れることがある。
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