男子脱獄編(単行本1~9巻)
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「監獄学園」の記事における「男子脱獄編(単行本1~9巻)」の解説
2011年4月、東京都郊外にある私立八光学園。首都圏でも有数の進学実績と厳格な規律で知られる全寮制の高校は、本年からきわめて大きな転機を迎えることとなった。生徒総数1021名、うち女子生徒1016名、差し引き男子生徒5名(キヨシ、ガクト、シンゴ、ジョー、アンドレ)。この年から女子高より共学高へと転換したため、歪な男女比が実現してしまった。 4月7日の入学式から1週間後の14日、5人の男子達は女子のお風呂をノゾキした罪により裏生徒会に捕らえられ、懲罰棟における1か月の懲役を命じられる。そんな中、キヨシは栗原千代との相撲観戦デートのため、ガクトが欲しがる限定フィギュアのために脱獄を決意する。 ガクトの協力を得て用意周到な計画の末にキヨシは脱獄に成功、千代との相撲観戦デートを果たす。しかし脱獄計画の女装で使った制服がたまたま千代の物だったためデートは散々な結果に。さらに裏生徒会会長・栗原万里に脱獄が発覚してしまう。 結果、連帯責任でキヨシ以外の4名は1か月の刑期延長。キヨシは脱獄・窃盗・不純異性交遊を理由に万里から自主退学を勧められるが、千代の懸命の弁護により、キヨシの退学はひとまず回避することとなった。しかしこれを機に男子全員の退学を目論む万里は、副会長・白木芽衣子、書記・緑川花と共にDTO(男子退学オペレーション)を始動。シンゴを懐柔し密偵として男子生徒の粗探しを始める。 シンゴの情報提供からジョーとガクトを追い詰めるが失敗。しびれを切らした万里はDTOを最終段階に移し、アンドレを精神的に追い詰め、シンゴには密偵の見返りを餌にして強引に脱獄の罪に陥れる。これで男子は3度の脱獄となり、裏生徒会規約により退学が決定的となった。だが裏生徒会に嵌められたことを悟ったキヨシら囚人男子5人はDTOの証拠を掴むため、理事長までも巻き込み裏生徒会と様々な駆け引きを展開する。 姉のやり方に反発する千代の協力も得て、最終的に勝利したのはDTOの証拠を掴んで理事長に告発したキヨシたちだった。キヨシたち男子5人の退学は取消しとなり、またこれまでの服役でノゾキの罪も償われたものとして釈放される。そして男子を嵌めた裏生徒会はその罪により、竹ノ宮ケイトを会長とする表生徒会によって、懲罰棟に収監される。
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