田代川第二発電所
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「東京電力 (1925-1928)」の記事における「田代川第二発電所」の解説
取水口位置:北緯35度29分54.7秒 東経138度14分48.2秒 / 北緯35.498528度 東経138.246722度 / 35.498528; 138.246722 (田代川第二発電所取水口) 発電所位置:北緯35度29分15.5秒 東経138度17分56.0秒 / 北緯35.487639度 東経138.298889度 / 35.487639; 138.298889 (田代川第二発電所) 田代川第一発電所と対になる上段側の発電所が田代川第二発電所である。所在地は南巨摩郡三里村大字新倉で、早川本流から離れた田代川第一発電所西方に立地する。同発電所に続いて1927年11月に運転を開始した。発電所出力は最大20,862kWである。 大井川(田代川)の取水口は静岡県安倍郡井川村大字田代(現・静岡市葵区)に位置する。周囲は川がU字型に蛇行する部分(通称「二軒小屋」)であり、この地形を活かしてU字型部分の両端に堰堤(田代ダム)を設けてその間を有効貯水量18万9000立方メートルの調整池として使用している。調整池に入らない余水は蛇行を短絡する形で開削された約21メートルの落差を持つ洪水路により放出される。取水口は下流側堰堤の左岸に開いており、ここから県境の分水嶺を貫く約5キロメートルの導水路が伸びる。導水路の途中には早川支流の渓流(保利沢)から取水できる地点がある。また発電所放水路はそのまま下流・田代川第一発電所の取水路に繋がっている。 1928年時点における田代川第二発電所の設備等は以下の通り。 取水河川:大井川水系田代川 使用水量:191立方尺毎秒(約5.31立方メートル毎秒) 有効落差:1,625尺(約492.42メートル) 水車:ボービング製ペルトン水車1台 発電機:ゼネラル・エレクトリック製三相交流発電機1台(容量26,000キロボルトアンペア)
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