生徒の研究
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 00:51 UTC 版)
「ハービー・マッド大学」の記事における「生徒の研究」の解説
通常、総合大学の教授は、自身の研究や大学院生への教育が中心であるのに対し、リベラル・アーツ・カレッジであるハーベイ・マッド大学の教授は学部生のみに教育する。このため、高度なSTEM教育がティーチングアシスタントなどを通さない直接的な手段で提供され、生徒は密な関係を教授と構築できる。 大きな特徴として、研究機会が豊富なことが挙げられ、学部一年からの研究活動が必須となっている。しかし、生徒の人数自体が少ないため、研究機会を得ること自体を争う必要はない。また、少人数であることは、授業の課題を助け合うなど、縦横の仲間意識を強めている。これらの点が、"リベラル・アーツ・カレッジと研究大学の良いとこどり"である「理系のリベラルアーツカレッジ」と呼ばれる所以である。 生徒は、教授の研究に参加するのではなく、自身の研究を計画できることが多い。3・4年生が携わる、実際の産業界の顧客のためにプロジェクトを実践する“Clinic Program”は1963年に始まり、産学連携の先駆けとなった。他の大学にも取り入れられ、世界的にも認知されている。このプログラムを通じて過去に1,800以上のプロジェクトが完遂し、Google、マイクロソフト、アマゾン、NASAジェット推進研究所、HP Inc.などを含む、550の企業がスポンサーとなっており、プロジェクトから生じた知的所有権も保持している。論文の共同執筆や学会発表の機会を含め、教授からの手厚いサポートを受けられることも、博士課程への進学実績に反映されている。
※この「生徒の研究」の解説は、「ハービー・マッド大学」の解説の一部です。
「生徒の研究」を含む「ハービー・マッド大学」の記事については、「ハービー・マッド大学」の概要を参照ください。
- 生徒の研究のページへのリンク