現歌集の構成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/21 17:21 UTC 版)
「末日聖徒イエス・キリスト教会賛美歌」の記事における「現歌集の構成」の解説
収録された賛美歌にはそれぞれ番号が振られており、これはだいたいの掲載ページ番号と一致する。そのため、この番号は 「賛美歌番号」 として知られる一方で、「ページ番号」 と呼ばれる場合がある。実際には、1ページを超える歌もあれば半ページに収まる歌もあるため、ページ番号と呼ぶのは不正確である。 歌の中には、歌詞が同じだったり、さらに題名まで同じであるにも関わらず、別のメロディーが付されているものもある (英語版歌集の場合)。 この賛美歌集は複数の部からなる。最大の部分を占めるのは賛美歌自体である。巻頭には、教会の大管長会からのメッセージが掲載されており、この賛美歌集を教会また家庭で用いることによって、神の霊 (みたま) を招き入れ、教義を人々に教えるよう、教会員を励ます内容となっている。 目次によれば、賛美歌の部は主題別に複数の節に分けられている。 英語版歌集の目次 1番-61番の歌は、「回復」 (Restoration) として分類されている。以下同様に、 62番-96番 「賛美と感謝」 (Praise and Thanksgiving) 97番-168番 「祈りと願い」 (Prayer and Supplication) 169番-196番 「聖餐」 (Sacrament)(これらの歌は、聖餐式の前に教会員によって歌われるのが典型的である。聖餐式のムードを高めるために歌われる。) 197番-200番 「イースター」 (Easter) 201番-214番 「クリスマス」 (Christmas) 215番-298番 「特別な主題」 (Special Topics) 299番-308番 「子供の歌」 (Children's Songs) 309番-318番 「女声用」 (For Women) 319番-337番 「男声用」 (For Men) 338番-341番 「愛国歌」 (Patriotic)。 日本語版歌集の目次 1番-31番 「回復」 32番-51番 「賛美と感謝」 52番-95番 「祈りと願い」 96番-113番 「聖餐」 114番-115番 「イースター」 116番-128番 「クリスマス」 129番-186番 「特別な主題」 187番-194番 「子供の歌」 195番-195番 「女声用」 196番-200番 「男声用」愛国歌の節は無い。 賛美歌の部の後には、さまざまな場面における指揮・演奏方法を概説する節が設けられている。 その後には、複数の索引が掲載されている。作詞者順、作曲者順、曲の音節数 (ミーター) 順(英語版の場合)、チューン・ネーム順(英語版の場合)、参照聖句順、主題順、題名・歌詞初行順の各索引である。 それぞれの賛美歌の楽譜は、(女声用・男声用の歌を除けば) 高音部・低音部からなる。ほとんどの歌は四声合唱に編曲されている。各パートに分かれて歌う教会員もいれば、斉唱する教会員もいる。歌のページ上には、テンポ (1分間の拍数) や適切な歌い方の指示 (「喜んで」、「反省をこめて」、「活気をもって」 など) が記されている。楽譜の下には、作詞者・作曲者・編曲者の名と (判明している場合には) その生没年、歌の著作権に関する注記が掲載されている。また、歌詞の出典となった聖句、あるいは同じ主題を扱っている聖句 (聖書やモルモン書などの書名・章・節) が列挙されている。
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