獣性細胞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/19 09:36 UTC 版)
前述のT鉱を苗床として小惑星帯より飛来したと推測される謎の粘菌にして万能細胞と物語中で説明されており、劇中におけるナチスの数々の超人獣人たち生体兵器の超絶の力の源として、「T鉱」と並んで重要な役割を担っている。獣性細胞は生物に寄生する事によって存在を長らえる寄生細胞の一種であり、寄生者に数々の超絶的能力を付与する。この作品のラスボスであるヒトラーは、この獣性細胞に人類で最初に適応感染した存在であり、かつて2度目に「外側の世界への扉」を開け、「因果律の王」となった超人でもある。 物語中盤で登場する、獣性細胞の特性を纏めた「竜崎論文」によると獣性細胞適合者には二種類があり、オリジナル獣性細胞を取り込んだヒトラーと彼から直接獣性細胞を感染させられた「純血種」と、一度別の生命体に感染させてその生物の能力特性を増幅して取り込んだ獣性細胞を人間に再移植して取り込んだ「獣人」に分かれる。 また心臓部にコアが埋め込まれておらず特に耐性もない普通の人間は、獣性細胞に感染すると全身から血を噴き出して死亡するか、獣性細胞に感染した筋骨が短期間で異常発達した挙句、理性を消失させて暴れ出す。 純血種 純血種は特に弱点もなく時間や空間に部分的に干渉し、反射神経・再生能力・膂力・生命力が増幅されるという効果を発揮する。 獣人 獣人は空間干渉や時間干渉能力こそないが高い反射神経・再生能力・膂力・生命力を誇り、薬を使った「獣性腫瘍」現象発現(メタモルフォーゼ)によって、普通の人間から逸脱した形状となり、元となった生物の特性を発揮するが、獣性細胞を統括する為に心臓部に制御用コアとしてT鉱石を埋め込まれている弱点があり、そこを潰されると獣性細胞が暴走・活動停止して死亡する。 突然変異種 本作ヒロインのアンジェリーナは、竜崎論文に出て来る二例に該当しない、獣人による噛み付き感染から24時間を経過しても特に獣性細胞感染の症状が発症せず、その血中成分に獣性細胞抑制効果を持つ「突然変異種」である。
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