獅子緒と協力者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/26 15:18 UTC 版)
無命獅子緒(むみょう ししお) 主人公。6尺を超える巨漢の侍。元は土岐家の家臣であったが、上野国の山中で出没したシャンタク鳥に襲われた際に命を落とし、表向きは行方不明になっている。 しかしその場に居合わせたナイトゴーントの力により蘇り、失った左腕の代わりにナイトゴーントを宿すようになった。現在はシャンタク鳥に攫われた姫の行方を追って、旧支配者に関する手がかりを求めている。 本名は無明獅子緒(読みは同じ)であるが、一度「無命(し)んだ」事をきっかけに、現在の名前を名乗るようになっている。ナイトゴーント 旧神ノーデンスに仕える眷属。旧支配者を狩る目的を持ち、シャンタク鳥との戦いで命を落とした獅子緒の左腕に宿る事で蘇らせ、獅子緒に旧支配者を狩る使命を与えている。 旧支配者をも安々と切り裂く力と無限の再生能力を持つ。普段はザビエルの使用する聖釘により封印されているが、一度釘が抜けると奇声を上げて暴れ回る。 獅子緒が持つ鵺をも断つ刀「無銘獅子王」をナイトゴーントに突き刺し、聖釘を目釘にする事により、退魔力・妖力・聖力をかけ合わせた強力な「和洋折衷(ジャパニング・トリニティ)」の力を発揮する。 番太郎(ばんたろう) 正義感と探究心が強い読売屋。彼の瓦版に載っていた「河童出没」の記事を獅子緒が聞きつけた事から、彼と共に異形の存在に関わる事となる。 フランシスコ・ザビエル10世 イエズス会の宣教師。フランシスコ・ザビエルの子孫であり、円盤状の投擲武器「後光輪」や、聖遺物である聖釘を扱う。詳細は不明であるが、何らかの目的により旧支配者であるクトゥルーを追っている。 キリスト教徒でありながらも、敵対する異教の研究を行っている為、旧支配者や旧神の存在を熟知しており、旧支配者に関する書物を読み解く事も出来る。旧支配者や旧神に関する知識を獅子緒に与えたのもザビエルである。 酒や煙草、女性を好んだりと、求道者らしからぬ一面を見せる。 彼の職業(伴天連)と名前「ザビエル(Xavier)10世(X世)」が、本作のタイトルの由来となっている。 葛飾北斎 番太郎と同じ長屋に住んでいた浮世絵師の女性。姉御肌で、掃除が苦手という一面を持つ。元・平賀源内邸に引っ越した際に源内が残した『置き土産』により、獅子緒達の戦いに巻き込まれる事になる。ショゴス 変幻自在の能力と「テケリ・リ」という鳴き声が特徴の暗黒生物。平賀源内の蔵に「弘法の筆」として置かれていたが、北斎が手にした際に右腕に寄生する。墨と紙を用いる事で、無機物や人間、果ては架空の生物まで、北斎の画力によりショゴスを様々な形で具現化・増殖させる『北斎漫画』の力を持つ。 正気に戻った北斎により右腕ごと切り落とされるも、ザビエルが同じ蔵から発見したエイボンの書によりショゴスをコントロールし、現在は北斎の右腕と同化しており、具現化の力も自在に操れるようになっている。
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