狸の里
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/16 17:01 UTC 版)
ぽちの父母の故郷。化け狸が大勢暮らしている。 五色(ごしき) 里の長。空一行を宿へ案内する。人間に不信感を抱き、空たちのことも初めは警戒していた。実はぽちの実祖父で、ぽちの母・かてリーナの実父。孫のぽちを深く愛し、心配していた。 鼓 猯(つづみ まみ) 竜尾に付く狸。気の強い挑発的な性格。細身で黒髪の女性の姿をしている。数十年前、怪我をしていた竜尾を介抱した時から彼に惹かれ、献身的に尽くしている。そのころに竜尾の命令で里を襲い、仲間の狸を殺したため呪いがかかっており、他の姿に化けることができないが、名前を呼ぶことで相手を操る力を得る。 人間不信となった竜尾の信頼を得ようとするが、実は彼女の姿はかつて竜尾を裏切った妻のもので、竜尾のトラウマを刺激し狸の里を襲う原因となってしまう。 リリー 竜尾に付く狸。寡黙だが内面はかなり激しい性格。猯とは正反対に、たらこ唇が特徴的な、グラマラスな体型にロングヘアーの女性の姿をしている。狸と人間との間に生まれたハーフで、尻尾が尖っている。他の狸が持たない特殊な能力を持っており、化けた相手の動きを操ることができる。猯とは昔から仲がいい。猯を傷つける竜尾を内心では嫌っており、愛想を尽かしてほしいと思い、竜尾が猯を傷つけるのにあえて協力している。 明石 燕(あけいし つばめ) 数十年前に狸の里に現れ、九十九の命を救った青年。九十九の持つ優れた聴力と身体能力は元々は彼のものだが、性格は九十九と違って親しみやすく明るい。九十九と出会って以後、親友となる。戦の毎日に疲れ果て身体を壊し、ここのつの宝を求めて旅をしていた。九十九を冒険に誘うが、竜尾の襲撃に巻き込まれ足を失い、病の悪化も伴って命を落とす。死ぬ間際に九十九に自らの魂を与え、同時にここのつの宝の一つ、耳飾り・銀の雫を渡した。好きな食べ物はゴマ団子。嫌いな食べ物はわかめ。
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