狭山堤神社とは? わかりやすく解説

狭山神社

(狭山堤神社 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/24 08:38 UTC 版)

狭山神社


拝殿

所在地 大阪府大阪狭山市半田1-223
位置 北緯34度29分41.2秒 東経135度33分25.1秒 / 北緯34.494778度 東経135.556972度 / 34.494778; 135.556972 (狭山神社)座標: 北緯34度29分41.2秒 東経135度33分25.1秒 / 北緯34.494778度 東経135.556972度 / 34.494778; 135.556972 (狭山神社)
主祭神 天照皇大神
素盞嗚命
社格 式内社(大)、旧郷社
本殿の様式 住吉造
例祭 10月10日
地図
狭山神社
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狭山神社(さやまじんじゃ)は、大阪府大阪狭山市狭山池の近くにある神社。式内社で、旧社格郷社

狭山神社の境内摂社である狭山堤神社(さやまつつみじんじゃ)についても、本記事で記述する。

祭神

天照皇大神素盞嗚命を主祭神とし、臣狭山命(狭山連の祖神)・天児屋根命を配祀する。また、明治の神社合祀により大山祇神稲田姫命を合せ祀る。

『神社要録』『河内国式神私考』『河内国式内社目録稿本』では臣狭山命を主神としている。室町時代ごろから江戸時代までは「牛頭天王社」とも称していた。

歴史

創建の年代は不詳であるが、崇神天皇の勅願により、狭山池の築造以前に創建されたという伝承がある。延喜式神名帳では、近隣の狭山堤神社(現 当社摂社)とともに大社に列格している。南北朝時代、当地は南北両軍の激戦地となり、たびたび兵火にかかった。現在の社殿は室町時代中期の明応2年の再建と推定されている。

明治5年(1872年)に郷社に列格し、明治40年1月に神饌幣帛料供進社に指定された。同年12月26日、字明神山にあった村社狭山堤神社を合祀した。また、明治40年には八雲神社(祭神 素盞嗚命)、明治42年には村社狭間神社(祭神 稲田姫命・大山祇神)を合祀した。

摂末社

狭山神社は大阪みどりの百選の一つに選ばれている[1]

狭山堤神社

狭山堤神社
所在地 大阪府大阪狭山市半田1-223
主祭神 五十色入彦尊
社格 式内社(大)・村社
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狭山堤神社(さやまつつみじんじゃ)は、狭山神社の境内摂社である。式内社で、狭山神社合祀以前の社格は村社

印色入日子命(五十瓊敷入彦命)を祀る。古事記・垂仁天皇記に「印色入日子命は、……狭山池を作り」とあり、狭山池の鎮守の神として印色入日子命を祀ったものである。『日本三代実録』によれば、貞観元年(859年)1月27日に従五位上の神階を授かった。延喜式神名帳では大社に列格している。

明治5年(1872年)、村社に列格した。明治40年(1907年)12月26日、郷社狭山神社に合祀され、同社の境内社となった。狭山神社拝殿に向かって左側にある。

参考文献

  • 狭山町史編纂委員会 編『狭山町史』第1巻 (本文編),狭山町,1967. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3008157 (参照 2025-06-24)

脚注

  1. ^ 大阪みどりの百選”. 大阪府. 2016年12月23日閲覧。

関連項目


狭山堤神社

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狭山神社」の記事における「狭山堤神社」の解説

狭山堤神社(さやまつつみじんじゃ)は、狭山神社境内摂社である。式内社で、狭山神社合祀以前社格村社印色入日子命五十瓊敷入彦命)を祀る古事記垂仁天皇記に「印色入日子命は、……狭山池作り」とあり、狭山池鎮守の神として印色入日子命祀ったのである。『日本三代実録によれば貞観元年859年1月27日従五位上神階授かった延喜式神名帳では大社に列格している。 明治5年1872年)、村社に列格した。明治40年1907年12月26日郷社狭山神社合祀され、同社境内社となった狭山神社拝殿向かって左側にある。

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「狭山堤神社」を含む「狭山神社」の記事については、「狭山神社」の概要を参照ください。

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