犯人の捜査
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 22:21 UTC 版)
警視庁はこの事件について、狩猟鳥獣47種以外の捕獲を禁止する「鳥獣保護及び狩猟に関する法律」(鳥獣保護法)違反容疑で捜査を進めた。オナガガモは狩猟鳥であり、狩猟許可地域で散弾が撃ち込まれても違法ではないが、警視庁は、狩猟禁止地域で使用禁止のクロスボウを使っていることから同法を適用できるとした。罰則は「1年以下の懲役または50万円以下の罰金」の罰則を適用できるとした。1993年10月18日には、板橋区の路上で女性が矢で射られる事件があり、場所が石神井川に近く、ともに洋弓であるため、同一犯である可能性も示唆されたが、結局、真犯人が明らかになることはなかった。 その後の2000年(平成12年)12月、『週刊朝日』が独自取材により、この事件の真犯人を当時の東京都内の私大医学部生と報じた(記事上では実名が伏せられている)。同誌の記事によれば、この人物はガンマニアの友人から、クロスボウでカモを撃つことを持ちかけられ、カモを撃った。当初はこれを仲間内で自慢げに語っていたものの、やがて騒動の過熱、警察の捜査開始につれ、追いつめられた末にノイローゼ気味となり、学業失敗に至った。2000年以降は東京を離れ、この事件については口を閉ざしたまま生活しているという。
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