犬上川沿岸
疏水の概要 | ||
■疏水の所在 滋賀県犬上郡甲良町金屋 ■所在地域の概要 琵琶東岸部の湖東平野に位置し、鈴鹿山脈犬上川の扇状地に展開する穀倉地帯で、古来から農業振興の盛んな地区である。 ■疏水の概要・特徴 水源は犬上川にて、以前は上流から一ノ井(甲良町側)・二ノ井(多賀町側)と称する井垣があり、流域の林相が貧弱で河水の保持性が乏しく、少し日照りが続くとたちまち必要水量の三分の一にも減じたため、余儀なく犬上川名物の水争いが繰り返された。 昭和7年7月の大干ばつの際には、一ノ井・二ノ井の農民が一ノ井堰の両岸に対峙し、殺気立って竹槍を振りかざし石合戦が始まり、遂に十数名の犠牲者を出した為、二百余名の警官隊の動員により鎮圧された。当時内務省関係に於いては治安維持上放任しておけぬと言うことで県当局は根本策に乗り出し、一ノ井・二ノ井の合同井堰(金屋頭首工)が設置され、併せて一ノ井幹線用水路が建設された。 構造:間知石積み水路 巾4.50m 高さ2.00m 延長665m |
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