牛ヶ首用水
![]() 山田川横断サイフォン・富川地内 |
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疏水の概要 |
■疏水の所在 富山県富山市、新湊市、小杉町、下村に跨る 2,100ha ■所在地域の概要 富山県の中央を南北に貫流する神通川左岸下流一帯の、富山県でも最も良質米を産出する射水平野にある。 ■疏水の概要・特徴 牛ヶ首用水は、新田開発、用水の開鑿が盛んになってきた寛永元年(1624年)関係集落33ケ町村の願い出(八町村善左衛門、小竹 村久右衛門、下村長左衛門が中心)を受けた加賀3代藩主前田利常公の命により、開鑿された用水である。水源を神通川支流の山田川とし(現在の水源は神通川)、加賀藩及び富山藩(寛永16年分藩)の開鑿で合わせて、水請高四万石になったことから俗名四万石 (しまんごく)用水(ようすい)と呼ばれている。大正10年からは用水を利用して発電を行い、大小5水力発電所は地域工業発展の基礎を築いた。昭和10年に完工した改修では、山田川、井田川の横断サイフォン工事を施工して、安定的な水量確保と土砂流入による修理代の経費節減を行った。現在の用水は昭和36年から昭和53年までの17年間をかけて国営付帯県営事業として改修し、射水平野一帯で同時に行われた大型ほ場整備事業と連結し、富山平野の中央部、射水平野の農業発展に寄与している。又、融雪・防火用水として も利用され、地域に貢献している。 |
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