特急「あさぎり」時代
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「JR東海371系電車」の記事における「特急「あさぎり」時代」の解説
本系列は、1991年3月16日から「ホームライナー」で静岡から沼津まで営業を行い、沼津と新宿の間を「あさぎり2号」→「あさぎり3号」→「あさぎり6号」→「あさぎり7号」で2往復し、いったん三島に回送されてから「ホームライナー」で浜松まで運行した後に「ホームライナー」で静岡に戻る基本運用によって運用を開始した。この運用は登場以来ほとんど変更はなかったが、2009年(平成21年)3月14日のダイヤ改正以降「あさぎり7号」到着後の「ホームライナー」が沼津始発に変更されたため、沼津から三島までの回送運用がなくなった。「ホームライナー」運用時は3号車と4号車の二階席部分は締切扱いとなり、利用できない措置が取られていた。 定期検査は名古屋工場で行われたが、371系は1編成しかないため、検査の際には「あさぎり」全列車にRSE車が運用された。一方「ホームライナー」にはRSE車は使用されず、165系や313系などが「ホームライナー」に使用された実績がある。また、車両故障や不通の際には、一部区間を運休の上、小田急線内のみを小田急のほかの特急車両で運行することがあった。 2003年(平成15年)4月6日の小田急の座席予約システム更新時に、それまで連番方式だった座席番号の表示が変更され、窓側をA席(海側)・D席(山側)、通路側をB席(海側)・C席(山側)としたため、車内の座席番号表示も変更された。 登場当時(左)は菱形パンタグラフだったが、2006年にシングルアーム式に交換された(右)。 2006年までにパンタグラフが菱形のC-PS24A形からシングルアーム式に換装したほか、2号車(モハ370-101)の15番座席が車椅子対応の1人掛け座席に変更されたので、定員が2名減少した。 小田急・JR東海の当列車相互乗り入れ終了および使用車種変更のため、2012年3月17日のダイヤ改正をもって定期運用から離脱した。
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