特徴と位置づけ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/04/18 15:25 UTC 版)
「ロジャース・センター」の記事における「特徴と位置づけ」の解説
スポーツ施設の歴史から見ると、ロジャース・センターは1960年代後半から続くスタジアム建設の流れの最末尾かつ最高峰であると位置づけられている。1960年代後半以降、北米では近未来を思わせる人工的なスタジアムが主流となっており、その流れの中での技術を結集して建設されたのが、旧称スカイドームだった。スカイドームはそれまでの画一的な「ケーキの輪切り型スタジアム」と一線を画す斬新なスタイルを披露し、世界最高のスタジアムと評されることもあったほど、スタジアムの新時代到来を感じさせた。実際、1990年代前半にブルージェイズが毎年400万人以上の観客を集めたのも、スカイドームの未来的な魅力によるところが大きかったとされる。 しかし、1990年代中盤頃から懐古的なクラシック風スタジアムが次第に人気を博し始めると、反対にスカイドームは時代遅れのようなイメージが持たれていき、斬新なスタジアムとしての注目を浴びることも少なくなっていった。そんな中で、2005年の名称変更を機にスタジアムの再生が図られている。 スカイドームが世界のスタジアム建設へ与えた影響は少なくないとされる。例えば、日本の福岡ドームは、可動式屋根、試合観戦可能なバーの存在など、コンセプト面・設計面で大きな影響を受けていると言われている。また、欧州・北米で新たに建造されるスタジアムは、可動式屋根であるものが増えている。
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