点の回転とは? わかりやすく解説

点の回転

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/17 20:53 UTC 版)

回転」の記事における「点の回転」の解説

物理的または数学的な文脈での回転とは、特に断らなくとも、回転中心回転軸から回転する点への距離が一定の運動、つまり円運動を指すことが多い。また、回転した点の軌跡が円の一部である円弧扇形曲線部)の場合を指すことも多い。これらの円や扇形半径回転半径という。回転軌跡である円弧中心角、すなわち、回転中心から回転する点の始めにおける位置引いた直線と、終わりにおける位置引いた直線とのなす角を回転角という。単位時間当たりの回転角を、その回転運動角速度という。回転半径角速度一定回転運動等速円運動という。特に断らなくとも、回転という言葉等速円運動の意味限定されていることも多い。 ひとつの平面内の等速円運動回転向きは2通りが可能であり、どちらか向き回転角速度を正と定め他方を負と定めれば、可能な全ての回転(等速円運動)を正負実数定めた角速度、および正の実数値をとる回転半径長さ、および回転中心の位置指定できる3次元空間内ではさらに回転(等速円運動)の軌跡を含む平面指定しなくてはならない。この平面回転面または回転平面という。3次元空間内の回転角速度は、回転平面に垂直で平面内で定義した角速度大きさ比例する大きさを持つベクトル量として表すことができる。このベクトル向きは2通り可能だが、通常の定義では、右ネジ回転方向回した時にネジが進む方向角速度ベクトル向きとする。こうして3次元空間内での可能な全ての回転(等速円運動)は、3次元ベクトルとして定義した角速度回転半径回転中心の位置指定できる角速度回転半径変化するような回転運動は、瞬間的な無限小等速円運動連続したものとして表せる。これらの等速円運動回転中心それぞれ異なるので、一般的な点の回転の軌跡から唯一の回転中心特定することはできない。糸に結んだ小石回転惑星公転(一般に等速円運動ではない)のように中心と見なせる物体存在する場合は、その中心物体位置回転中心見なすことが多い。 力学では物体運動はその重心運動モデル化でき、物体の回転運動とは物体重心回転運動を指すことも多い。その詳細円運動参照のこと。

※この「点の回転」の解説は、「回転」の解説の一部です。
「点の回転」を含む「回転」の記事については、「回転」の概要を参照ください。

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