中心の位置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/14 23:57 UTC 版)
家の中心点を 「敷地を中心」 「敷地と建物の平均」 「一階の建物重心」 「二階の建物重心」 「一階と二階の建物重心の平均」 「太極柱(大黒柱)」 「囲炉裏」 「神棚」 「床柱」 「大棟」 「一家の主の正寝」 「商店は床の間」 「武家は玄関」 など、15を超える家相の中心点の流派があった。ちなみに明治維新まで絶大な権力をもった土御門家は「一家の主の正寝を中心」としていた。明治維新以降、現在の「建物の重心を中心」とする考え方は、1400年の家相の歴史の中の僅か150年の考え方であると記述がある。 家相が迷信であるとする主張には、文献間の中心点の統一性の欠如、吉凶の統一性の欠如、災いが鬼門の水まわりが影響するかの科学的根拠の希薄性があげられる。これに対して、お茶の水女子大学 教授 宮内貴久は、合理性が明らかにしたところで無意味であり、住宅観を明らかにすることが重要であると述べている。家相と同じく陰陽道から伝わった茶道は、表千家、裏千家、武者小路千家など、数多くの流派があるが、家相も同じように数多くの流派が存在していた。
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