敷地と建物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/06 09:18 UTC 版)
「コーネル大学鳥類学研究所」の記事における「敷地と建物」の解説
サプサッカーウッズ自然保全区は総面積226エーカー (0.91 km2) 、サプサッカー池周辺の湿地や森林をめぐる観察路は全長4km超で、保護区内で記録された鳥は230種を超える。来訪者が利用できるビジターセンターは毎日午前10時から午後4時まで開館する。研究所屋外のサンクチュアリ(自然保全区)と館内公共部分の来訪者は、例年およそ5万5千人である。 ビジターセンターの観察施設は、玄関部分の幅9mほどの壁面に観察窓とスポッティングスコープが設置され、座席と暖炉を配してある。鳥や自然の高精細映画を上映するバーテルズ映写室(Bartels Theatre)、来訪者が鳥や動物の音声について学ぶ視聴覚室に加え、観察窓の壁面に2つの大きな壁画がある。画家ジェームズ・プロセク James Prosek の作品にはいずれもセンターで観察できる鳥の種を選び、識別のヒントになるようシルエットと生息環境を描き参照用の番号を付けてある。別の1点はジェーン・キム(Ink Dwell studio)による鳥類の進化史がテーマで、恐竜の時代から現代まで数百万年にわたる世界の既存の鳥類の進化を追い、絶滅種も表した。 観察施設には来訪者が聴いて楽しむ作品もある。マヤ・リン Maya Lin 作『サウンドリング』では、世界の多様な生息地の「音の風景」(サウンドスケープ)を体験できる。鳥類保護団体「ワイルドバード・アンリミテッド」 Wild Birds Unlimited が出店する売店、過去および現代の鳥学の観察記録や専門雑誌などを集めたエーデルソン図書館のほか、来訪者が利用できる区画にはマルチメディア・プログラムや野生生物をテーマにしたアート、あるいは画家ルイス・アガシス・フーアテス (フエルテス Louis Agassiz Fuertes) のスケッチを再構成した壁画、また2階には小規模な観察施設がある。
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