渡し人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 02:02 UTC 版)
惣太 演 - 中村雅俊 表稼業は鏡研ぎで、かつては「鏡」の異名を持つ凄腕の渡し人であった。日頃は女房思いの、ややお調子者ながらも気の優しい男。家では股引を穿いているが、鏡研ぎの仕事は大半の客が女性のため、客寄せサービスで外回りの時のみ下半身は腰布を巻くだけにし、あぐらをかいた際に下着の赤褌が露出する格好をしている。 お直と夫婦になり、彼女を深く愛するがゆえに、裏稼業から身を退いていた。人殺しである自分が人の親になることへの葛藤から、子供を作れずにいる。 最終回、江戸を離れる必要に迫られ、苦悩の末にお直を置いていくことを決意する。 大吉 演 - 渡辺篤史 表稼業は人足で、人一倍の怪力を生かして様々な力仕事を請け負っている。朴訥で心優しい性格で、傷物にされたお沢を放っておけずに自分の女房として迎え入れる。 第1話で、お沢を巡る因縁で母のお鹿を殺されたことで復讐を決意し、惣太や忍に仲間入りを志願して、渡し人となる。 お沢 演 - 西崎みどり 大吉の妻。さる大目付の女中であったが、その息子に慰み者にされる。忍の診療所に中絶を依頼しにやってきたことをきっかけに、大吉と知り合い、夫婦となる。 流産を狙う大目付の部下に襲われ、一時は記憶を失うが、第3話で記憶を取り戻した後は大元締の推薦で渡し人の密偵となり、忍の診療所で助手として働く様になる。 鳴瀧忍 演 - 高峰三枝子 表稼業は蘭方医で、長屋で診療所を開業している。優しい初老の女性だが、かつては「カマイタチの忍」と呼ばれ、恐れられた凄腕の渡し人である。オランダ人医師の父と日本人女性との間に生まれた。 武器の指輪は母の形見であり、裏稼業に踏み入ったきっかけは母を拷問して殺した岡っ引きに復讐したことだった。その際、結婚寸前であった若き医師とも別れたが、最終回で、標的として再会する。
※この「渡し人」の解説は、「必殺渡し人」の解説の一部です。
「渡し人」を含む「必殺渡し人」の記事については、「必殺渡し人」の概要を参照ください。
- 渡し人のページへのリンク