清津港
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 14:53 UTC 版)
荷役能力800万 t、水深12 m、2万 t級の船舶が入港でき、黄海側の南浦港と並ぶ北朝鮮最大級の港湾であるが、1990年代以降のソビエト連邦の崩壊や北朝鮮経済の悪化に伴い、設備の4分の3が遊休状態にあるといわれる。警備艇や工作船などの停泊地や軍港があるため、港湾周囲は警備が厳しいとされている。 日本の舞鶴港、新潟港とを結ぶ貨物船航路があった。戦後の在日朝鮮人帰国事業で利用された。 1999年(平成11年)に発生した能登半島沖不審船事件では、漁船に偽装した2隻の船が最終的に清津港に入港したことが日本政府によって確認されている。 2012年、中国の企業が運営権を確保する契約を北朝鮮港湾総会社と締結し、羅津港も得た中国が事実上租借することになった。当時国防委員会副委員長だった張成沢の意向が働いたとされる。
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