淡島神の本体とは? わかりやすく解説

淡島神の本体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 03:39 UTC 版)

淡島神」の記事における「淡島神の本体」の解説

淡島神淡島明神)の本体については以下の様に様々な伝承がある。 少彦名神とする説。少彦名神医薬の神とされていることや、『古事記』や『伯耆国風土記』に、国造り終えた少彦名神粟島あわしま)から常世の国渡って行ったとする記述があることによる加太淡島神社始めとする多く淡島神社がこの説を採っており、祭神少彦名神、および、ともに出雲の国造りをした大国主神としている。 伊弉諾神伊弉冉神国産み行った際に、両神2番目の子として「淡島」が登場する。しかし、最初の子である蛭子神同じく不具の子であったために葦船乗せて流され、子の数には数えないとしている。 住吉明神の后神であるとする説。淡島神天照大神の6番目の御子神住吉明神嫁いだが、婦人病かかったことにより粟島流されてしまったため、そこで婦人病人々を救うという誓い立てたという。これは和歌山市加太対岸友ヶ島住吉神社社領であったことから後世附会されたものと考えられる。 婆利塞女(ばりさいじょ)説。第3の説とも関係するが、俚俗に婆利塞女は16歳3月3日に歯を染めて住吉明神嫁いだが(その際紀伊国の紀の岬から摂津国住吉浦まで干潟化したのでそこを通行したという)、その後婦人病患ったために夫婦の仲に障り来す事を嘆き形代作ってその障り除いたといい、加太淡嶋神社女子から人形奉納されるのはそれに縁るという。なお、同名神女頗梨采女がおり、その頗梨采女牛頭天王の后神とされている。 2番目と3番目の説は、「舟に乗せて流された」という点が共通し、1番目の説も少彦名神が舟に乗って海の彼方から来たと伝えられるので、舟でやって来るという点は共通している。また3番目と4番目の説は女神婦人病に神験ありという点が共通し淡島神女神だから女性を守るという信仰根強い。ただ、加太淡嶋神社では神功皇后祀られており、神功皇后自体にも安産病気平癒御利益があるため、1番目の説が男神だから女性守らないということにはならない

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「淡島神の本体」を含む「淡島神」の記事については、「淡島神」の概要を参照ください。

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