淀川河川敷のマツムシ
●よく聞けるところ ●寄りみち |
大阪の中心を東西に流れている淀川。両岸に煌々と夜空を照らす梅田や十三の明かりのなか、街灯ひとつない河川敷は、都市とは隔絶した空間のようである。 秋の河川敷で鳴く虫は、10種類以上を数え、そのなかでもマツムシは草丈の高い植物の中に多く、独特の金属音に似た鳴き声で幻想的な雰囲気を醸し出している。風に吹かれて暮れなずむ河川敷を歩くのが心地よいが、菅原城北大橋の上からでも聞こえるという。また大阪には「てっちりり」と聞きなす人もいるらしい。 自然が排除されがちな大都会だが、現代でも昔からの歌に詠まれた虫の声を聞くことができるのは、野草をそのままに残す自然環境を保持しているからといえよう。 |
《淀川河川公園大淀野草地区》 《菅原城北大橋周辺》 <問合せ先> |
Weblioに収録されているすべての辞書から淀川河川敷のマツムシを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- 淀川河川敷のマツムシのページへのリンク