福島市小鳥の森
●よく聞けるところ ●寄りみち |
福島市の小鳥の森は、福島盆地の東部、阿武隈山地西端の標高60〜250メートルの樹木豊かな丘の上にあり、年間約90種の野鳥が観察できる。とくに春から夏にかけては、シジュウカラの「ツーピー、ツーピー」という声や、ホトトギスの「テッペンカケタカ」をはじめ、サンコウチョウの「ツキヒホシ、ホイホイホイ」という一風変わったさえずりなども楽しい。 ここのネイチャーセンターでは、専任レンジャーによる野鳥や自然についての説明が受けられ、樹間には観察道路がつけられているので、森に響く小鳥たちのさえずりを聞きながら散策しよう。また、センターでは、このあたりの農村の里山風景と自然環境の保全をすすめている。 |
福島市小鳥の森
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/29 23:39 UTC 版)
福島市小鳥の森 | |
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所在地 | |
座標 | 北緯37度45分48.7秒 東経140度29分39.0秒 / 北緯37.763528度 東経140.494167度座標: 北緯37度45分48.7秒 東経140度29分39.0秒 / 北緯37.763528度 東経140.494167度 |
公式サイト | 福島市小鳥の森 |
福島市小鳥の森(ふくしまし ことりのもり)は、福島県福島市山口にある自然公園である。
概要
阿武隈川東岸、あぶくま親水公園のほぼ向かい側に位置する丘陵地にあり、広さ52ヘクタールの里山で構成される。1983年に常陸宮正仁親王を迎えオープン。クヌギやコナラなどの広葉樹に覆われており、名前の通り福島市のバードウォッチング文化の拠点となっている。福島県鳥のキビタキや福島市鳥のシジュウカラをはじめとした多数の小鳥や、池や沼には多数の水棲生物がいる。鳥や昆虫だけでなく樹木や草花の観察も出来ることから、上記のあぶくま親水公園と合わせ市内の学校の校外学習に使われることも多い。
施設
- ネイチャーセンター
- 園内のほぼ中心にあり、散策の拠点となる。館内の大きな窓ガラスからも小鳥の観察が行える。また、暖房は下記の炭焼き小屋で作られた炭が使われる。
- 遊歩道
- 3本の路線で構成されており、シジュウカラの小径、ホオジロの小径、カワセミの小径と名づけられている。各所にあづまやや展望台があり、場所によっては半田山なども見渡せる[1]。雑木林だけでなく、カタクリの群生地や池、沼、粟畑や棚田も広がり日本の原風景を見ることが出来る。
- 炭焼き小屋
- 入り口近くにある。1988年完成。夏季を除く第2土曜日には炭焼き体験が開かれる。
外部リンク
固有名詞の分類
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