涼野家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/10 08:57 UTC 版)
涼野 杏梨(すずしの あんり)〈29〉 演 - 牧瀬里穂 舌禍。耕平の妻で、専業主婦。裕福な家庭で何不自由なく育ち、幼稚園から名門私立女子大までストレートで進学。お見合いのような形で、23歳のときに耕平と結婚した。それなりの試練も抱えるが、「結婚」の中にこそ本当の幸せがあると信じている。耕平と一緒ならどんなことでも乗り越えられる…。 抱える不安は同居する弘子の存在。耕平との接し方に「義理の息子」「仕事のパートナー」だけでは収まらない親密さを感じていた。耕平の前で「女」を出しているのではないかと…。次第に、精神に異常をきたすようになり、苺を貪り食べるようになり…。 涼野 耕平(すずしの こうへい)〈39〉 演 - 加藤浩次(極楽とんぼ) 天秤の舌。全国にチェーン展開する花屋『富士山花店』の三代目オーナー。大学一年で母を亡くし、そのわずか半年後に父が再婚。当時50歳だった父の相手は、自分と同い年の弘子。年齢差ある女性との結婚に反発する一方、弘子への欲望に駆り立てられた。33歳のとき杏梨と結婚し子供・亜子(演:森迫永依)も生まれる。 責任感が強く、男としても夫としても完璧な「精神的マッチョ」。妻子をこの上なく大切に思いながらも、どこか空しさを感じる日々。偶然出会った千夏に、強烈なまでに惹かれていってしまい…。 涼野 弘子(すずしの ひろこ)〈39〉 演 - 森口瑤子 小判の舌。耕平と共に花屋を経営する『富士山花店』副社長。平凡な家庭に育つが、父没後、より良い人生を手に入れるためには金が必要と強く感じるようになる。結果、31歳も離れた「金のある男」との結婚。相手には、自分と同い年の息子・耕平がいた。耕平からは「おっ母(かあ)」や「お袋」と呼ばれている。お金があることへの飽くなき欲求は増すばかりで…。 耕平の前では、自然に、あるいは意図して「女」を漂わす。だが、安定した生活が傾くならば、店を奪い取ってでも立て直そうとするのかもしれない…。 涼野 光哉(すずしの みつや)〈19〉 演 - 田中圭 二枚舌。弘子と耕平の父親との間に生まれた大学生。母・弘子19歳、父50歳のときの子供。大きく離れた両親の年齢差に戸惑い、純粋な愛とは別の「欲望」を嗅ぎ取ってしまった。父亡き後、弘子が、耕平の前だけで出す「女」がたまらなく不愉快。男として理想の異母兄・耕平へも、少なからずコンプレックスを持つ。いつか耕平を越えられたらと…。 明るい笑顔の下に隠された、耕平の妻・杏梨への密かな想い。次第に何かが崩れようとしていた…。
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