涼峰【リョウホウ】(果樹)
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登録番号 | 第15019号 |
登録年月日 | 2007年 3月 15日 | |
農林水産植物の種類 | びわ | |
登録品種の名称及びその読み | 涼峰 よみ:リョウホウ |
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品種登録の有効期限 | 30 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 長崎県 | |
品種登録者の住所 | 長崎県長崎市江戸町2番13号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 一瀬至、森田昭、橋本基之、寺井理治、浅田謙介、中尾敬、吉田俊雄、富永由紀子、長門潤、稗圃直史、佐藤義彦、福田伸二、根角博久 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「楠」に「茂木」を交配して育成されたものであり、果実縦断面が短卵、果実の大きさがやや大、果皮色が橙黄の育成地(長崎県大村市)では5月中旬に成熟する早生種である。樹姿はやや開張、樹の大きさはやや大、樹勢はやや強である。葉身の形は細長、葉の横断面はやや内、厚さはやや厚、大きさは小、葉色はやや淡緑、成葉裏面の毛じは中である。花房の形はやや三角、長さは長、小花梗の着生方向はやや下、花の大きさは中、花数は多である。果実の縦断面は短卵、横断面は円、果梗部の形は鋭、果実の大きさはやや大である。果皮の色は橙黄、果実の紫斑は中、緑斑は無、そばかすはやや多、果粉の多少は多である。果頂部の開孔はやや開、突出度は平、がく片の長さは中、基部の幅は狭、がく筒果しん部の幅及び深さは中である。果皮の厚さは厚、はく皮の難易及び果肉の厚さは中、色は橙黄、粗密はやや密、硬度は軟、甘味は中、酸味は少、果汁の多少はやや多、香気は少である。種子数は多、背面の形は短楕円、大きさは小、色は褐、種皮小斑点の多少は無である。発芽期は中、開花期はやや早、成熟期は早で育成地においては5月中旬、果房内の着色の揃いは良である。「茂木」と比較して、果実縦断面が短卵であること、成熟期が早いこと等で、「長崎早生」と比較して、果実が大きいこと、種皮小斑点がないこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和49年に長崎県果樹試験場(大村市)において、「楠」に「茂木」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成16年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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